#70 全日本選手権 あの1球の狙いは?【呂輝展(ルーフェイザン)】
7年振りの参戦であった台湾・呂輝展(ルーフェイザン)選手の優勝となった今年の全日本選手権国際オープン・・・
日本の土方 隼斗 選手との決勝戦は改めて本当に熱戦・激戦でした!
さて
この試合の中での呂選手が撞いた1球・・・
観ていた時に「ん!?今の狙い何だったんだ???」って球がありまして・・・
「これは皆で考えてみた方が分かりそうだ!」と思い今回記事にしてみました。
試合経過:呂選手、土方選手ともに大きく走れず交互に点を取りあう展開で、スコア 呂4-5土方 となった呂選手ブレイク後の1番から。
配置・取り出し悪くなくランアウトの可能性も高いと思われましたが…
少し土手際の撞き難い1番ではあるが、大きな問題なく行けそうです。しかし手球は思いのほか走らず9番に少し当たり、2番にやや薄く振りが残った形で止まりました。
※1番→2番のショット動画
一気に難しくなった2番→3番(おそらく2番に球1つでも厚めに寄っていたら問題なかったと思われる)
3番逆振り薄目・遠目で我慢してからのリカバリー選択は配置的にほぼあり得ない状況・・・
ここで呂選手が放ったショットは無常にも画面左上コーナーポケットへスクラッチ…
※2番→3番のショット動画
このスクラッチを機に土方選手へ流れが傾き、一気に4-8まで走られてしまいました!
もしかしたら敗着にもなり得たこの1球…
皆さんはこのショットはどういう狙いであったと考えたでしょうか?また「自分なら〇〇を選択する」といったご意見なども頂けるとありがたいです!
ちなみにワタクシ以下のように考えてみました・・・
★その1:実はこのショットほぼ狙い通りもスクラッチまで届いちゃった説
2番を少し薄目から入れて7番下→上を通すラインはイメージどおりだった。しかしクッションが想像以上に跳ね手球が走り過ぎてしまった。
★その2:2番が薄目に入ったから手球のラインが引っ張れなかった説
2番が薄かったことで、クッションにもラインにも手球の引き・捻りがあまり掛からなかった。本当は次の図3のような狙いだった?(まあ呂選手ほどの名手が厚みとラインここまで間違うのは無いとは思うが・・・)
★その3:鬼の「逆下リボイス」で狭ラインぶち通したかった説
さすがにこれは無かろうて・・・てか実現可否すらワタクシレベルでは判断も実演もできないヤツ(笑)一応、次の(妄想)図4で・・・