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NHK総合(関東地方) 「昼前の地域情報番組」の歴史

先日、NHKの2025年度の編成計画が発表され、関東甲信越地方の総合テレビで平日11:30から放送されている『ひるまえほっと』の終了が判明しました。私自身も昔から馴染みのある、この時間帯の地域情報番組の歴史を振り返ります。

NHK総合(関東地方)昼前の地域情報番組 変遷
出典:NHKクロニクル

平日昼前に地域情報番組が放送されるようになったのは1984年度から。最初の番組は『関東地方のおしらせ』で、放送時間は11:50からの5分間のみでした。

翌1985年度、『くらしの情報』に変わり、放送時間を5分拡大。1987年度からはさらに5分拡大するとともに、土曜日にも進出し5分間放送。1989年度からは平日・土曜日それぞれで10分拡大。2年おきにだんだん規模を拡大させているのがわかります。

1991年度から『ニュースセンター首都圏』がスタート。平日・土曜日の放送時間が統一され、11:30から25分間の放送となりました。

1993年度から放送時間はそのままに『こんにちは いっと6けん』がスタート。2012年度まで20年間にわたって放送され、一番長く続きました。私も幼稚園年少・年中の頃に見た記憶がかすかにあります。1999年度から平日は25分拡大し、11:05から49分間、11時台を丸々使って放送するようになりました。一方で、土曜日の放送は2005年度で終了し、2006年度からは平日のみの放送となりました。

2013年度から現在も続く『ひるまえほっと』がスタート。こちらは当初から学校の長期休みを中心に見ていたことをしっかりと覚えています。

2018年度、初めて放送エリアが変化しました。それまで各県域での番組を放送していた新潟・長野・山梨の3県でも、『ひるまえほっと』の後半24分が放送されるようになりました。そして2020年度後半からは、月曜日を除いて放送時間が21年ぶりに11:30から24分間に戻りました。これにより、関東甲信越に向けての放送が基本となっていきます。残る月曜日も、2022年度から放送時間を変更しました。

ことし2月12日に発表された2025年度の編成計画では、平日11:30以降もミニ番組や再放送番組が編成され、41年間放送されてきた地域情報番組がなくなっています。

来週以降「各地域向け地域情報番組編成計画」が発表され、ほかの地域の改編も判明するものと思われます。関東地方以外の「昼前の地域情報番組」の行方はどうなっていくのでしょうか。

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