IQVIAのESや面接対策について考えてみる
■更新履歴
2023年8月21日更新:23卒、24卒の面接の過去問を追加
■はじめに
本題に入る前にまず始めにお話しておきたいことがあります。
私が運営しているブログ「治験のチカラ」には、今回ご紹介するIQVIAの企業研究記事を含め、臨床開発職についての基礎知識やESや面接対策をする上で必要な情報は比較的揃っています。
つまり、それらの情報を組み合わせてみなさんの頭の中で咀嚼しながらご自身の言葉に直すだけで就活では十分な回答を考えることが出来るのです。
わざわざ有料の記事を買わなくても全く問題無いということですね!
むしろ、どちらかというと、しっかりとご自身で色々と調べて自分なりの考えをまとめ上げた方がクオリティが高く伝わる文章や受け答えができることでしょう。
しかし、それでも不安がある方や普段の学業やアルバイトが忙し過ぎてなかなかじっくりと調べる時間が無い方がいるのも事実だと思います。
そこで、本記事では、ブログで紹介した内容をより就活レベルに落とし込んだ具体的な文案やブログで紹介した内容の更なる深堀りをご紹介をしていきます。
■IQVIAのES/面接の特徴
本記事では、外資系CROトップのIQVIAについて取り上げていきたいと思います。
IQVIAのESや面接の内容を見てみると、ESでは基礎的な内容が問われますが、面接ではESに書いた内容を理論的に説明できるかを確認される傾向にある印象です。
また、IQVIAの面接を終えた就活生のお話を聞いていると「ストレス耐性」について問われている方が多くいました。
このことから、IQVIAの面接対策としては、「ESに記載した内容の理詰め」と「ストレス耐性」についてしっかりと説明ができるよう準備をしておいた方が良いでしょう。
本記事では、具体的な質問内容と質問に対する回答方針、また私が考える回答例についてご紹介をしていきます。
■IQVIAのES課題
それでは、IQVIAで実際に出されたES課題について見ていきましょう。
★考え方
この課題の回答はIQVIAに限ったことではありませんが、研究概要を書く際には「簡潔に、分かりやすく」を意識して記載することがコツです。
ここで1つ考えていただきたいことがあります。
CROで勤務をする場合、扱う疾患領域は様々なので、就活生がどのような研究をしていようがほとんど関係は無いのですが、それでも何故この質問があると思いますか?
それは、就活生の「難しいことを簡潔に説明する能力」を見極めたいからだと思っています(少なくとも私が面接で聞く際にはそのような意図で聞いています)。
「難しいこと」の中でどの就活生でも共通しているのが「研究概要」ということなのです。
つまり、研究の内容を専門用語を使いながら詳細に知りたいのではなく、簡潔に分かりやすく説明をして欲しいという意図なので、研究概要については「簡潔に、分かりやすく」を意識して回答すれば良いということですね。
ご自身の研究概要が簡潔に分かりやすく説明できているか確認をするには、例えば、ご自身の研究内容を知らない友達や家族に聞いてもらって「何となく理解できた」と回答してもらえるくらいであれば合格です。
回答の流れとしては以下の流れを意識してみると綺麗にまとまります。
・大まかに何の研究か。
・その研究は行うに至った背景。
・その研究のゴール。
研究をやっている以上、その研究をしてどんな良いことがあるのかだけはしっかいと押さえておきたいところです。
★回答例
私の研究テーマは「Aβの産生に関与する酵素の機能解明」である。
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