6年生の第1単元について書いていきます。
引用が長くなってしまいましたが、内容は多岐にわたります。
日本国憲法についての学習ですので、その中に定められている国民主権、基本的人権の尊重、平和主義という三つの柱であったり、天皇についての理解や、国民の権利と義務、三権分立の考え方など、抽象的な内容も多く学習することになります。
これを一つ一つ理解させるようにすると考えると、一問一答の暗記型社会科に陥ってしまう可能性があります。
そこで、いくつかプロジェクト型の学習として考えられることを書いてみます。
国民主権であれば、選挙が大きなキーワードになりますので、選挙を実際にやってみるとか、選挙の投票率をアップするためのプロジェクトが考えられます。
基本的人権の尊重であれば、その中に生存権や環境権、表現の自由など、様々な形の人権が関わってくるので、それらを具現化する政策をつくるプロジェクトを考えていくのはどうでしょうか。
国民の権利と義務では、納税の義務に関わって、税金の使い道を考えるプロジェクトというのも面白いかもしれません。
三権分立では、模擬国会をやってみるプロジェクトや、裁判員裁判を体験してみるプロジェクトが考えられます。
いずれも、ただ体験するのではなく、解決すべき課題を設定して、そのための国会であったり、裁判員裁判にしたりする必要があります。
このように、多岐にわたるプロジェクトが考えられるのですが、全部を行うには時数が足りないです。
そこで、今回は、基本的人権の尊重をテーマにしたプロジェクトを考えてみます。
次回の記事で、プロジェクトの詳細を書いていきます。
ご参考になれば幸いです。