エビリファイと「Nine Perfect Strangers」

飲み始めたばかりのエビリファイでしたが、どうも倦怠感があるようで、飲みたくないというので、仕方なく中止することにしました。2日飲んだ時点では、なんとなく穏やかになった気がしていたので、残念な気もするのですが、本人の体調に関わることなので、親の希望だけで服用を続けさせるわけにはいかないですね。

服用に慎重になっているのは、ニコール・キッドマン主演の「Nine Perfect Strangers」の影響もあるのです。ちなみに、このドラマ、ものすごくおもしろかったので、是非見てみてください。シリーズものは、映画に比べて質が落ちると思っていたけど、偏見にすぎませんでした。ニコール・キッドマンってすごいなぁ、と思います。

このドラマ、映画でなくて、シリーズものだけど見てもいいな、と思ったのは、同じくニコール・キッドマン主演の Big little lies がとても面白かったからなんですが、どっちも映像もきれいで、ドラマなのに映画のクオリティに近い感じがします。シリーズなのに一気に見てしまいました。Amazon Prime の「次を見る」ボタンのせいで、夜更かし必至です。

で、Nine Perfect Strangers の中では、息子が自殺したことで苦しんでいる家族がいるのですが、息子が飲んでいた喘息の薬に、「自殺念慮」の副作用があったことを母親は知っていたはずだ、というシーンがあって、ドキッとしたのです。薬には副作用がつきもので、多少は仕方がないと思って子どもにも服用させるわけですが、だからといってその危険性を過小評価してよいわけではないということをあらためて思い知らされました。フィクションなんですけどもね。

このドラマ、ドラッグを勧めているような気がしないでもないですが、最後でなんだか救われるというか、ニコール・キッドマン演じるキャラクターの人間として、母親としての深い愛情を感じて、気持ちがあったかくなるのがいいのです。ニコール・キッドマン演じるキャラクターは、最後まで善なのか悪なのかわからなかったり、サイコな人がいたりして、途中はけっこう、ハラハラしたり、ドキドキしたりもして、最後にいい意味で裏切られるというか、読後感というか、観た後の気分がよくなるドラマでした。

ということで、Nine Perfect Strangers はお勧めです。はい。

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