「枠」じゃないパートナーシップとは?自分の本質にOKを出すということ
従来の「付き合う」って、「枠」だなーって思ったのですよ。
私以外の人に触らないでね!?
私もあなた以外に触らないから!
今日会いたいから会おうね!?
明日も明後日も一緒にいようね!?
・・・そんな「枠」を作る権利。
その「枠」が侵されたら怒っていい権利。
それが明日も明後日もずーっと続く保証。
そのために努力を続ける義務。
・・・。
めんどくせえーーー!!
(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻
・・・はい。
私は最近、この「枠」が窮屈でめんどくせーなと思うようになったのです。
でも一方で、昔からずっとこの「枠」に憧れてた気持ちもあったの。
誰かを好きになって、
その人も私を好きになってくれて、
いつもラブラブで仲良しで、
「おばあちゃんになっても手を繋ごう♡」
って会話をしたい(笑)。
結婚してそれが法的に保証されて、
家族になって、
色んなこと2人で乗り越えて、
いーよなーそういうの。
素敵じゃん。
そんな憧れの気持ちは今もあるから、結婚して家族を持っている人のことは時々羨ましい。
・・・それなのに、どうして私は「めんどくせー!」って断言するようになってしまったんだろうって考えた。
たぶんね、「枠」を維持する義務を果たそうと頑張りすぎたせいなんだ。
「枠」を維持するのって、私にとってはすごーーーく大変なことだった。
・衝突するたびに話し合う
・彼の言葉をよーく聞いて理解する
・各種イベントは一緒にすごす
・外で他の男にフラッといかない
・一途な自分でいる
・なんなら浮気願望を持つことすらだめ
・・・って、どれだけの「義務」を自分に課してただろうね。
本当はそういうの1つ1つ、
「うるせー!」
「お前の話なんて聞いてられるかー!」
「私はこう思ってるんだバカヤロー!」
って、バッサリ斬りたいワガママな私がいたし、
「憧れのお兄さんにご飯誘ってもらったー」
「カッコいいー」
「しあわせー」
「腕組んでいいですかー♡」
って、フワフワしてたい恋愛体質な私がいたよ。
・・・そんな都合の悪い自分の一部を、私は1つずつなかったことにしていった。
本当の自分は、「枠」を維持するのに邪魔だった。
ワガママで、
恋愛体質で、
寂しがりやで、
泣き虫で、
すぐ拗ねたり怒ったりする。
そんな自分をなかった事にして、しっかり者で一途な自分に見えるように、いつも必死で義務を果たそうとしていた。
だからきっと、疲れてしまったんだ。
あまりにも自分の本質に目を背けて、「枠」の維持だけに必死になってしまったから。
・・・。
私の中で「付き合う」という事が、「枠の維持のために自分の本質を押し殺し続ける」っていう定義になってしまっている。
それに疲れ果ててしまったから、心底めんどくせー!と思う。
きっとそうじゃないカップルもたくさんいて、双方が自分の本質に正直に関係を築けて、お互いの良いところを一緒に発展させられる関係なら、そもそもそれは「枠」ではないんだろう。
自分の本質を抑えないと維持できない「枠」なら、もういらない。
どんな本質だろうと、例えそれが人様に顔向けできないような事でも、やっぱり押し殺してはだめ。
私も未だ寂しくなると「枠」が恋しくなるあたり、まだまだ自分の恋愛体質にOKを出せてるとは言い難いけど(笑)、
いつか「枠」じゃないパートナーシップを築けたらいいな。