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「引っ越し」という卒業試験!帰る場所を作るまで①最初の引っ越し

カードリーダー外山周の
「引っ越し実録」です!

*この連載では、「家とは居心地が悪いもんである」という世界観を強烈に採用して生きてきた私が、「最高に居心地がいい部屋に出会えたー!イェーイ!」と宣言できるまでの過程をほぼリアルタイムで発信します(・∀・)

*こんな人にお勧め:同じように「家とは居心地が悪いもんである」と思っている方、「いやいや自分の生きる場所は自分で選ぶんだ!」と思ってみたい方、外山周のプライベート事情を覗き見してみたい方


ずっと「引っ越したい」と思ってた。

最初に「引っ越ししたい」と思ったのは一昨年(2021年)の夏だったけど、なんとなく物件を探して見つからなくて、その時は「まぁ焦ることないか」と思って簡単に諦めてしまってた。

そして去年(2022年)になり、また引っ越し熱が高まって、「何がなんでも1日も早く引っ越したい」と思うようになった。去年はそれなりに本気だった。実は1月の時点で「いつどっち方面に引っ越すといい」っていう吉方位まで調べ終わってたくらいで(笑)、一昨年よりも本腰を入れて物件を探しまくった時期もある。

だけど、去年も結局上手くいかなかった。

内覧に行く日に電車が遅延になったり、体調を崩したり、少しいいなと思った部屋があっても僅差で他の人に決まったり、そうこうしてるうちになんと「売り上げがゼロになる」という月まで出てきて、スムーズに行かない上に金銭的な自信までなくしたりした。

そうなって初めて分かった。
「上手くいかない理由があるはずだ」と。

これだけ意図を立てても上手く進まないということは、きっとお空から「まだそこでの学びが完了してねーよ」「逃げんじゃねーぞ」「被害者意識になってんじゃねーぞ」と言われているんだ。

それに口で「引っ越したい引っ越したい」と言いながら、結局「引っ越ししない」という現実を作り続けているのは他の誰でもない「私」じゃねーか。「引っ越ししたいのにできない」んじゃない、「引っ越ししたくないからしてない」だけでしょ。

とまぁ、そんな真実の部分をやっと見れるようになったというか、「今の現実は自分の希望が叶った結果だ」って受け入れられるようになったというのかな( ;∀;)

散々あれこれやってみて、売り上げがゼロになるって現実まで作り出してさ、そうしてやっと「引っ越したくなかった」という自分の思いに向き合えたんだと思った。

・・・そう、私はまだまだ引っ越したくなかった。

隣にパリピが引っ越してきて騒音が酷くなったとか、他の細々した設備的な不満とか、そういう引っ越したい理由はもちろんいっぱいあったけど、それ以上に「引っ越したくない理由」だっていっぱいあった。

なんだかんだ数年住んだ住み慣れた場所で、一番しんどかったカウンセリングの下積み時代を過ごした部屋で、もっとセンチメンタルなことを言ってしまえば、もう2度と会えなくなった友人達との思い出だってそこら中にある土地だった。

もう少しそこにいたかった。

今思えば、「もうしばらく過去を思い出しながら生きてたい」っていう気持ちがあったんだろうな。

は「そんな非生産的なことすんじゃねーよ」「さっさと移動しちゃえばいーんだよ」と言って引っ越しを強行しようとしてくれたけど(笑)、いつだって決定権を持つのはの方だ。どんなに頭が頑張ったって、心が乗り気じゃないんじゃ上手くいかないに決まってる。

だから私はとりあえず、

「まぁいいんじゃないの」
「そんな今すぐ引っ越せなくたって」
「気が済むまでここにいればいいんじゃない」

と思うことにした。

そして、改めて落ち着いて「全ての現実は自分が召喚している」という前提に立って、1つ1つ問いを立てることを始めた。

「なぜ私は騒音を召喚してるんだろう?」
「どんなエネルギーに変わるイベントなんだ?」
「パリピ達は私に何を教えてくれてるんだろう?」

みたいな感じで、特に一番苦痛に感じてた「近所の騒音」という問題に対して、毎日ひたすら問いを立て続けた。

答えは2023年になってすぐ分かった。

ある日いつものパリピの声で明け方目が覚めて、その時唐突に「あー生命力だったんだ」と思ったんだ。

パリピ達は確かにうるさくて迷惑だけど、それは地上レベルの常識の話であって、エネルギー的にみれば彼らは何も悪いことなんてしてない。ただ「自分の生命力を思いっきり体で表現して生きてるだけ」だった。

場所を選ばず、時を選ばず、周りを顧みることもなく、ただその瞬間その瞬間感じた楽しさをドーン!と表現してるだけ。それって究極に命に正直で、ある意味では誠実な生き方なんじゃないだろうか。

だけど私は生命力をめっちゃ出し惜しみする人間で、本音もできるだけ隠したいし、感情も出したくないし、肉体で楽しさをドーンと表現する方法なんてこれっぽっちもピンとこない。

だから「そんな生き方でいいのかよ!」って突きつけられたんだ。

「もっと正直に生きろよ!」
「生命力を出し惜しみすんなよ!」
「もっと自分のエネルギーを放てよ!」

って気づかせてもらうために、私はこの「パリピの騒音」を自分の人生に召喚したんだと思った。

・・・その答えが出て数日後、なんと驚くほどすんなりと引っ越しが決まってしまったんだ。2023年1月初旬のことだった。

②につづく!

②本当の戦いが始まった!を読む


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外山周
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