AかBかを明言してはいけない
最近カードリーディングを始めました!
やっていて思うことがある。
誰かが「AかBか」の決断に迫られている時に、どんなに「あーこれはAだな」と思っても、それを私がハッキリ明言してはいけない。
・・・ということ。
そういえばカードリーディングを始めるずっと前から、人の相談を聞いてると、「AかBか」の決断に迫られている場面に出くわすことがよくあった。
そういう具体的な話を聞いていれば、結局AとBどっちなのか?っていう「答え」みたいなものが伝わってきてしまう(こない時もあるけど)。
単純にABどっちかだけじゃない。
・Aに行く
・Bに行く
・AでもBでもないCに行く
・今はちょっと待つ
・一度はAに行くけど結局Dになる
みたいにいくつも選択肢があって、それが勝手に情報になって飛び込んできてしまう時があるんだ。
これは昔からずっとそうだったけど、分別がつくようになってからは、極力「Aだよ」と明言しないようにしてきた。明言したことで何度か痛い目にも遭ったから、自分を守るために伝えないようにした。
でもカードリーディングをするようになってから、自分のためじゃなく相手のために、明言を避けなくてはいけないのだと知った。
具体的な言葉で明言してはいけない。
相手の「選び取る」という経験を奪うことになるから。
「リーディングでAと言われたからAにする」という理由を与えることは、相手の力を奪ってしまう。
だからカードリーディングをする時は、どんなに具体的なことが見えても、抽象的な言葉だけを伝えるようにする。
もう既に答えは相手の中にあるのだから、抽象的な言葉から何を拾っても、そこは相手の領域なのだ。そしてその「拾おうとするプロセス」を踏むことを、私が相手に100%信じなくちゃいけない。
・・・そういう訳で、カードリーディングでどんなに具体的なことが分かっても、必ず抽象的な言葉だけで結果を伝えるようにしている。
だから全然ピンと来ないこともあるだろうし、「全然当たってない」と言われてしまうこともあるんだろう。
実はこれ、私にとってはめっちゃ怖い(笑)。
「当たってない」とか「ピンと来ない」とか言われるのが怖くて、もっと「めっちゃ当たりましたー!」って言ってもらえるような具体的な回答をしたくなる時もたまにある。
だけど私が自分の恐怖から言葉を変えることだけは、絶対にやったら駄目だと思っているんだ。
AかBか、選ぶのは相手。
そしてどっちに行っても、結局は同じこと。
カードが言ってる言葉を変えてはいけない。
相手の力を信じて、媒体に徹しなくてはいけない。
・・・ということだ。どの世界も本当に奥が深いなー。