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母が「相談」をしてくれるようになった

私の母は愚痴っぽい人だった( ;∀;)

小さい頃からお母さんの愚痴を必死に聞いて、慰めて、励まして、いつかお母さんも私みたいな話の聞き方をしてくれるんじゃないかって思って、でももちろんそんなこたーなくて大人になってから荒れて(笑)、そんな中カウンセリングに出会ってセッションやワークを続けてここまできた。

そんな私に、そんな母が、
今は愚痴じゃなく「相談」をしてくれる。

いや違うな、母が話してる内容じたいは昔から変わってないんだ。誰がどうした、誰がこう言った、私だったらそんなことしない、もっとーーすればいいのに…みたいな実態のない話がやっぱり多くて、別にアドバイスを求められてるわけじゃない。

それでも「愚痴」じゃなく「相談」なんだと思えるようになったのは、私側の変化なんだと思う。

なんだろう、今は母がどんな脈略ない話をしてても、本当に全く全っっっっっ然イライラしたりすることがない。

昔みたいに「何がなんでも聞いてあげなきゃ」とは思わないし、カウンセリングを受けまくってた頃みたいに「本当は聞きたくなかった!うんざりなんだよ!」とも思わない。

私も好きなことだけテキトーに言ってる(笑)。

「いやおかーさんそれ大人の正論ってやつw」
「そりゃ正論で殴られたら人は痛いよw」
「気持ちはすげー分かるけどもw」
「本当はーーが嫌でーーしたかったんでしょw」
「ならまぁひとまずーーって言ってみればw」

とかなんとか言って毎回ケラケラ笑ってられる。

テキトーに聞く。
テキトーに共感する。
テキトーに勝手なアドバイスする。

そんなことしかやってないのに、母もなぜか「はーなんか力が抜けたわ。確かにそうだわ。あなたって面白いね」って言って笑う。その度に「なんだこんなもんでよかったのか」って思う。

それだけじゃなくて、前なら心底ムカついてたはずの「私が落ち込んでる時に話を遮って正論をかましてくる」という母のコミュニケーション術さえも、今はむかつかないどころか「励まそうとしてくれてる」「聞いてくれて嬉しいよありがとう」って本気で思える。

私が全くイラつかなくなって、関係は嘘のように良くなった。

これから介護だ看取りだってフェーズに入ったら関係もまた変わるだろうけど、長いこと続けてきた私の「実母と向き合うミッション」はとりあえず完了した(と思う)。

母が去年「あなたと話してると安心して泣いてしまう」と私に伝えてくれたあの日から、私はたぶん「母を超えた」のだと思うなぁ。

・・・去年は忘れてた母関連の記憶がパッカンして、中には命に関わるような記憶もあって向き合うのが大変だったけれど、母とこんな関係になるために必要なプロセスだったとしたらまぁ良かった。

こうして今は「父を超える」にチャレンジ中です。これが「母を超える」の500倍くらいしんどくて苦しい(当社比)のでやばいっす(笑)。でも私またそのうちやっちゃうよー!

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外山周
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