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演説力と討論力は違う

先日、自民党総裁選が終わりました。個人的には、小泉さん支持でしたが、結果としては、石破さんが選ばれました。

その日はLIVE配信をずっと見ていましたが、決選投票に、石破さんと高市さんが選ばれた時点では、消極的な高市さん支持でした。

ただ、その決戦投票前に行われた両名による5分間の演説を聞き、これは石破さん勝つかもなと思いました。

それは、演説力と討論力は違うと感じたためです。

石破さんの演説に私は心動かされました。支持する政策は違えど、この国、国民に対する想い、先人たちに対する想い、非常に心のこもった演説でした。

※この動画の1時間12分を過ぎたあたりから、その演説があります。

対する高市さんは、どこかちぐはぐで5分間の制限時間をオーバーするという失態まで犯してしまいました。

この違いは、何なのか?

私は、それぞれの持つ「国家ビジョンに対する熱量」と、「他者への想像力」の違いだと感じました。

この時の国会議員の一番の関心毎は、来る衆議院選挙での当選です。

石破さんは最後の締めの言葉で「ひとり残らず、同志が来る国政選挙において議席を賜ることができるよう、全身全霊を尽くして参ります」と述べました。

この言葉に心動かされた国会議員は多かったのではないでしょうか。

私は、この総裁選へ至るまでの総裁候補による討論会も見ていました。

具体的な政策論や、質問に対する回答など、両名とも鋭く、中でも高市さんのその能力は極めて高いように感じていました。所謂、キレ者です。

ですが、1国のリーダーに必要なのは、
国家ビジョンを示し、
優秀な大臣、官僚を取りまとめ、
国民の心をひとつにできるような、
「他者への想像力」を持った演説力では無いでしょうか。

討論力は、各大臣に任せても良いかもしれません。

石破さんは、5度目の挑戦で悲願達成です。ここに至るまで本当に苦労したのでしょう。思い通りにならない現実を前にし、「他者への想像力」を磨き続けたのかもしれません。

そんな石破さんに少しだけ期待したいと思います。是非とも適材適所のチームをつくり、国民に熱く語りかけて下さい。

政策は、持ち前の「他者への想像力」で修正してもらいたいですがw


日々精進。

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