【彼になった彼女】18話 彼女を感じる

彼女がいないという現実を受け入れなくてはと思う
何かしていないとどうにかなりそうで、ポッカリと空いた穴を埋めるかのように、家の中を掃除して過ごす

彼女のいないポッカリと空いた穴がたまに埋まるときがある
それは彼女の考え方や動作、仕草がユウにあらわれたとき
俺が彼女が好きだったプリンを無意識に買ったとき
おかげで今では、冷蔵庫の中にプリンであふれかえっている
ユウの中に確かに彼女が生き、俺の中に彼女が存在しているのを感じずにはいられない

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