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誰かの考えた幸せじゃなくて、私の幸せを考えたい
女の幸せ?
ミステリという勿れの中に、女の幸せという言葉のもつ違和感について、久能整が語るシーンがある。
「…あと女の幸せとかにも騙されてはいけない。それを言い出したのは女の人じゃない。
女性をある型にはめるために編み出された呪文だ。
だって”これが男の幸せ”って言い方されないでしょう」(中略)
女性を決まった型にはめるための呪文のような言葉ではなく、自分の中から出てきた言葉を使ったほうが子どももうれしいはずだ
最近たまたまこの映画をみて、また周りや自分の中に起こっていることもふまえて、思うことがあり書いてみようと思う。
私は幸いにも、この作品の中で言われているような言葉を親族にかけられたことはない。
しかしそれでも、「周囲からの期待」をどうにか叶えようとしたり、
自分自身が「母なんだから、リーダーなんだから」と、自分以外の何者かになろうとしたり、
私はそこまで価値がある人間ではないから、選べる立場でもないから、なんとか今の仕事を頑張り続けよう。
と、やってできなくはないが、なんか違和感のある仕事を続けようとすることがある。
ただそれが続くと、いつの間にか自分という人間が何者で、何がしたいのかがわからなくなる。
そうするうちに、心がすり減り疲弊してしまうのだ。
もちろん仕事でお給料もらっているのだから、与えられた仕事、目の前の仕事をベストに、それ以上に仕上げるのは当たり前だし、その中で楽しさややりがいを見つけたり感じようとする態度、視点も必要だと思う。
ただ、もしそれが叶えられているのだとすると、それは、私からすると「活き活き」というものだ。
体が疲れたり、色んな感情がわきたつその下に、自分の願い、価値観、やりがいなどの土台が見えるかどうかが大事なのだとおもうのです。
自分の言葉で気持ちを言語化することの大切さ
そうではない場合、疲労の先の充実感はなく、途方に暮れてしまう。この途方感は、とんでもないサインなのかもしれない。
大きな流れの一部として動いていく中で、それでも叶えたい青臭い思いや、やりがいもある。
このバランスに違和感を感じた時、
私たちはどのようにそれらとうまく付き合っていくことができるのだろうか。
(ちなみに、腹括ってこれを全うすることを選んでいる人もいるわけで、決して否定はしていません)
人生の時間は有限で、歳を重ねると本当に一年が早い。
誰とどんな時間を過ごしていきたいのか、私の思う幸せはどこにあるのか、腰の重さを感じつつも自分自身をリードしていく必要があるな、としみじみ思うのです。
♯やなせたかしのアンパンマンマーチはほんと大人のモヤモヤに刺さる…
言語化のコツ
自分の思いを言語化するためには、内省を深め、自分の考えや感情を明確にするプロセスが必要で、やり方はいくつもあるのですが、いくつか振り返ってみたいと思います。
ジャーナリング
方法: 毎日、自分の考えや感情を自由に書き出す。
https://meaningnote.jp/
最近ミーニングノートに出会いました。私はあまりコツコツ書き溜めることが苦手ですが、やったりやらなかったりしながら、ゆるく始めています。本当はチャンスを書かないといけないのに出来事の過程ばかり書いてしまい、結局なにが学びなのか、っていうことも。。
その練習としても、いいのかなと思いますが、書き溜めるって大変。
自分にQ&A
自己理解を深めるために、自分に問いかける方法です。
「私が心からやりたいと思うことは何だろう?」
「最近楽しかった瞬間は? なぜそれが楽しかったのか?」
「嫌いなこと、苦手なことは何か? その理由は?」
などなど。
私はこっちの方が性に合ってるきがします。大体コーチに引き出してもらうことがおおいですが、コーチでなくても人に話したり、自分で内省したりして言語化することもあります。
とにかく言語化が大事。
フィードバックを活用する
方法: 信頼できる人に、自分の強みや印象を聞いてみます。
ポイント: 他人の視点から見た自分を知ることで、新たな気づきが得られることがあります。
私はある友人に「さとかさんの、思いっきりコーチするところが見てみたい」といわれ、
自分もそんな自分がみたい…と。ここにもやもやしているんだな、と気づきました。
(プロジェクト管理者としての顔や、コンサルティング中心になっている顔もあって、そういう時こそAgilist, Coachableな私を大事にしたいという思いがあります)
そんな思いもあり私は昨年、ICAgileという国際団体のアジャイルの基礎を教えるトレーナーの資格を取得しました。
晴れて資格発行ができるので、今年はぜひとも様々な方に、トレーニングを通じてアジャイルの価値や智慧をお届けしたいなあと思っています。
みなさんと共に学ぶプロセスを通じて、私も日々精進していきたいと思います。今からとても楽しみ。
Women in Agileで言語化してみませんか?
2月4日〜5日に、Women in Agile Tokyo カンファレンスがあります。いよいよ今年もやってきました。
この時間を使って、ぜひあなたにとっての「幸せ」について考えませんか。というご提案です。
会場にくるもよし、オンラインもよし。
他の人の学びをきいて、自分も学んだり、
周りからフィードバックや悩みを聞いてもらうのもよしです。
生々しい話を日々の垣根を超えて話し合える機会はそうそうありません。
ぜひ、イベントにお越しになりませんか?
あなたの一歩は今から始まります。
一緒に歩いていきましょう!
\いろんな現場の発表がきけますよ/
https://confengine.com/conferences/women-in-agile-tokyo-2025/schedule