企業のブランディング
様々なお客様とお話ししていると、必ず出てくるのが「もっといろんな方に知っていただきたい」というお話。
「いろんな方」っていう「曖昧な」表現をより具体化していくのが、仕事なのですが、これ意外と落とし穴があります。
企業は売上を上げて、利益を出していくのが社会に対する役割であるため、当然のことながら、物を買ってもらう、サービスを提供するなどのことで、それをそれを実現していくわけですが、今日出来上がったばかりのサービスが世に出て売れるということは、ありません。
こんな公式を頭に思い浮かべます
商品力×認知度=売れる仕組み
どんなに優れている商品でも、認知度がないと売れませんし、
どんなに知られていても、商品が劣悪なものであれば売れません。
でも、それを覆すことがあります。
それは、
その人にとってはとても良い商品である場合
その人(=ターゲット)にとって良い商品であれば、それは売れるということです。
そのために企業がしなければならないこと
・徹底的な顧客調査と商品改良
これにつきます。
題に記した「企業ブランディング」
これ、裏を返せば、
「企業がターゲット顧客に対してどういう見え方をされたいのか」に尽きます。
例えば、メルセデスベンツ みなさんどういうイメージを持っていますか?
・自動車業界のリーダー
・スポーティー
・高級感がある
・安全性が高い
・技術革新を追求している
・信頼できるブランド
このようなイメージが一般的にありますね。企業はこのようなイメージを築くために、広告やマーケティング活動を通じて、自社の特徴や価値をアピールします。また、顧客のフィードバックを受けて製品やサービスの改良を行い、顧客のニーズに応えることも重要です。企業ブランディングは、顧客との信頼関係を築き、競合他社との差別化を図るために欠かせない要素となっています。
さらに、企業ブランディングは単なるイメージ作りにとどまらず、企業の文化や価値観を反映する重要な要素でもあります。顧客は企業の行動や社会貢献活動にも関心を寄せるようになっており、企業が持つ社会的責任や持続可能性への取り組みもブランドイメージ形成に影響を与えます。
また、デジタル時代においては、SNSやオンラインコミュニティなどの情報発信手段が重要な役割を果たしています。顧客は自身の体験や感想を積極的に共有し、それが企業のブランドイメージに大きな影響を与えることもあります。そのため、企業は顧客とのオープンな対話を通じて信頼関係を築き、ブランドの持続的な成長を図る必要があります。
さらに、競争が激化する中で、ブランディングは単なる差別化の手段に留まらず、顧客とのエンゲージメントを深めるための重要な戦略となっています。顧客のニーズや期待に合わせて柔軟にアプローチし、ブランドと顧客との絆を強化することが、企業の成功に不可欠です。
企業ブランディングは単なるイメージ作りに留まらず、企業の文化や価値観を反映し、顧客との信頼関係を築くための重要な要素です。顧客のニーズや期待に合わせて柔軟にアプローチし、持続的な関係を築くことが成功の鍵です。また、デジタル時代においては、SNSやオンラインコミュニティを活用して顧客との対話を促進し、ブランドの成長を支えることも重要です。結果として、企業ブランディングは企業の競争力を高め、持続可能な成長を実現するための不可欠な戦略となっています。