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郷愁

生まれた町、その土地での思い出。

記憶にある神社っていうのは、ぶらんこや滑り台、ジャングルジムなんかがあって、変な“におい”のしない自然な空間だった。

そこは神聖な場所なんかじゃなくて、大人や子供が集まる場所。

町内のお祭りなんかでカラオケしたり、酔っ払いのおじさんおばさんたちが楽しそうにワイワイする場所。

行くところのないカップルが甘酸っぱく時間を潰したりする場所。


その土地に生きる名前も知らない神様。

人とその信仰というものはそんなフランクな関係でいいと思うんだけどな。


特別深い思い入れがあるわけでもないだろうけど、伝統を大事にして、それでもこうして綺麗に維持されている。


今住んでる東京のアパートの近くにも神社はある。
けど、同じ国に住んでいるのに、同じ空なのに、こんなにも遠く感じるのはなぜだろう。

別に自分はそれを信じてないし、だからといって信じる人がいるものをぞんざいに扱う気もない。

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