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2024年の振り返り: 意味がなくてもええねん

今回は自身の2024年を振り返る記事です。

この後、色々と振り返りますが、端的に言ってしまうと、わたくしの2024年は全然だめでした。100点満点で言うと50点くらい。半分くらいは良かったけど、もう半分はまだまだやれたなという反省点。

イングランドのプレミアリーグは、クリスマスの次の日も、年末の時期も年明けの時期も過密日程で試合が行われていて、そこに関われていないことが悔しい。

ドイツでのシーズンが休暇に入って、テレビでプレミアリーグを観れる時間が長くなって、色々勉強になるわー。っていうのありがたいことだけど、

そこの舞台を目指す者として、生ぬるーい基準で仕事をこなしていた自分に反省。年末をゆっくり満喫しようとしてる自分が情けない。

これらが、合格点をだいぶ下回ってると言った側面。

一方で、ポジティブだったこともある。悪くない。って思うことも、いくつかあった。

ニュルンベルクを辞めてからマクデブルクに移ってきて、明らかに成長した箇所が何個かある。

マクデブルクでも上手くやれなかったら、もうそれは辞め時やでー。っていうある種の覚悟を決めて、マクデブルクに乗り込んできたっていうのもあったので、そのおかげもあって、悪くないな、と思うこともある。

まぁ、一旦、ここらへんにして、2024年のありのままを書いていこうと思う。今回のnoteは読み返すための記録用を兼ねて、という感じで。

ちなみに、僕のnoteを初見の方は過去の記事を読んで頂けると、何者なのかお分かり頂けます。よろしくです。


戦力外から幕を開けた2024年

2024年は新たにチーム(職場)を探すことから始まりました。

半年間ドイツのニュルンベルクで働いていたのですが、当時のコーチングスタッフや他の上司とかとまぁ人間関係をはじめ、いろいろ上手くやれなかったので。

とあるホームゲームにて0-5で負けた試合の後に、「1月からはU23のチーム(2軍チームみたいな感じ)の方でやってくれないか」みたいに提案をされたのがちょうど1年前くらい。

「通訳の仕事は必要だから、トップチームに必要なときはこっちの建物にくる感じで。その時は声かけさせてもらうわ」みたいな感じ。

スポーツダイレクターもコーチングスタッフの何人かも、なんとかオブラートに包んで声をかけてくれましたが、まぁ実質の戦力外なんだな。と

言われた通りに2軍のチームで頑張れば良かったのかもしれないけど、プロの現場からは外されて、若手の育成がメインのそっちに回されたんだな…。と

その状況をポジティブに捉えて、そこでやってみるっていう選択もあったのかもしれないけど、クラブからのその待遇に対して、要らないプライドを捨て切ることが出来ず。ドイツ語のレベルも低かったし、自分が言いたいことを伝えきれていない時点で、完全に自分の実力不足。

ニュルンベルクになんとしても残ることが全てじゃねえわと、情けないながらにさじを投げて、あいつは逃げたと言われても何も言い返せないところから2024年は始まりました。

結果的に3月の初めくらいには、いま所属しているチームが自分を受け入れてくれて、一緒に頑張ろうと言って頂けたのですが、それまでの過程ではまじで辛いことばかりで、寝れない日が続きました。寝るのは得意なのに。

ある程度落ち着いたときにイタリア、セリエAの試合を観に行かせてもらい、ユベントスの試合を観戦しに行ったのですが、帰り道に1人、竹原ピストルのForever young を聞いたとき、これは今のおれに歌ってくれてる曲やな、と、真夜中のトリノでセンチメンタルな気分に浸ったのはいい時間だった。

大学の最終年くらいから、ずっとノンストップでがむしゃらにやってた分、立ち止まって考える時間が必要だった気もする。

当時の、先が見えなさすぎるあの頃の感情はいま振り返っても辛いもんです。

イタリア、真夜中のトリノ。

自分はまだサッカーに執着するのか、スパッと諦めるのも悪くねえか、とかいろいろ思い悩み、チームを探したり、話を聞いてもらったり、人生とはなんなのかと、考えてもしょうがないことを探したりしたのは2-3ヶ月の期間でしたが、いつになったら先が見えてくるんだろうかと、長いことずっと迷走していたせいで1日1日がきつかった。

心から情熱を燃やせていない自分に対しても、何をしてんだろうな、と思いつつ、退屈でパッとしない日々をだらだらと過ごしてしまいました。

尊敬する先輩からの一言

ニュルンベルクを辞めた以降は、サッカーからも離れようかな、と、何もかもを投げ出すことばかりを考えていた時期だった。

でもいざ、サッカーから離れて、他のことに挑戦できるのか?と問うてみると、いやいや、まだまだやり残してることばっかやん。っていうスタンスの心の中のリトルチカラが、残りHPギリギリの状態で最後のエネルギーを振り絞ってくれたのもあって。

大学生のときや、それまでお世話になった方々に、またサッカーの現場で再会したときに、成長した姿を見せるんやっていう気持ちと、ヨーロッパのサッカーにまだまだ挑戦したいんや、という未練たらたらな気持ちのおかげで、サッカーから離れる決断が出来ませんでした。結局。

当時、ニュルンベルクで日頃からお世話になっていた林 大地選手が、とある移動の車の中で、

「チカラはコーチの〇〇とかと上手くいかなかったって、あっちはそう思っとるかもしらんけど、それで自信失ったり、自分があかんかったとか、そういう風に思う必要はないんやで」

と言ってくれたその言葉は、長いことずっと、本当に心の支えになりました。大袈裟に言ってるのではなく、その一言に救われての今があります。

せめてシーズン終わりまで、自分が出来る最大限の仕事をできなかったことが申し訳なく、ちゃんと成長した姿をいつか見せれるように、これからも頑張ります。

そういった、偉大な先輩からの励ましのおかげで、もうこれ以上は無理っていうところまでは一旦頑張ってみようかという結論に至り、もうこれ以上は無理かもなーっていうギリギリのところでマクデブルクが声をかけてくれました。

マクデブルクのサッカー、観てておもろいわ、っていうめっちゃ単純な理由で、ニュルンベルクから夜行バスにて、6時間くらいかけてマクデブルクに足を運んでみたし、それで偶然にも良い出会いを与えてもらって今に繋がっていると思うと、とにかくやってみるもんだなと改めて思います。

マクデブルクで新しいチャレンジを開始するまでにだいぶ時間はかかりましたが、ヨーロッパの舞台に帰ってくることができて、少しずつ、また頑張るかぁ。と 

色々御託並べてますが、結局のところ、家族や先輩方、その他にも多くの方に支えてもらって、戦わせてもらっているわけです。なので、自分で何か勝ち取るまでは、甘いことも、弱音も言ってられないです。


マクデブルクで頑張った下半期

そして、12月20日にマクデブルクの年内最後の試合を終え、マクデブルクに来てからちょうど半年が経つ頃になりました。

充実した半年だったなと。

マクデブルクに来てからも、相変わらず悔しい思いはしているし、まじでなんとか精一杯。っていうのは変わらないんだけど、調子にのって余裕かましてるよりかはそれで良いじゃないかと。

自分が置いた目標はそんなもんじゃないでしょっていうのもあるし、それは2025年にぶつけていこうじゃないかと思っています。

マクデブルクのことはまだシーズン途中なので、シーズンが終わってからでも、良きタイミングに詳しく書きます。

ただいま奮闘中すぎるので。
お楽しみに。

1. FC Magdeburg vs Hertha BSC

2025: 何かを感じていればええねん

そろそろ長々書いても仕方なくなってくるので、“意味がなくてもええねん”というタイトルを回収しつつ、なんとか今年1年を締めくくります。

これはウルフルズの”ええねん”という曲から拝借しました。2024年の色んなタイミングで何回も励ましてもらった曲です。

なんかビビってるなーっていうときとか、チキってるなーっていうときとか、最近全然戦えてへんなーって思ったときに聞いたら、とても清々しい気持ちになるのでおすすめです。笑

後悔してもええねん
また始めたらええねん
失敗してもええねん
もう一回やったらええねん
前を向いたらええねん
胸を張ったらええねん
それでええねん
それでええねん

これはニュルンベルクで、もうおれは無理だと腐りかけていたときに林大地選手がかけてくださった言葉と同じメッセージな気がしてます。

うまくいったとか、失敗したとか、後悔してるとかどうでもええねん。まじでどうでもええねん。笑

また始めたらええねん。もう一回やったらええねん。また前を向いたらええねんって。

そして自分のことに胸を張れるようになっていこうと思います。そのままですが。

僕はお前がええねん
好きでいれたらええねん
おんなじ夢を見れたらええねん
そんな素敵な二人がええねん
心配せんでせんでええねん
僕を見てればええねん
それでええねん
それだけでええねん

ここのパートはおそらく、恋愛とか人間関係とかそういう分野になってくる気がするので、深いことは解説できそうにないのですが...(泣) 

2024年も良い出会いに恵まれたと思います。

相手が自分のことをどう思ってるとかは分からないし、自分がコントロールできることじゃないけど、良い出会いがあったこと自体が、もうすでに感謝するべきことで、それでええねんと。それだけでええねん。

情けなくてもええねん
叫んでみればええねん
苦い涙もええねん
ポロリこぼれてええねん
ちょっと休めばええねん
フッと笑えばええねん
それでええねん
それでええねん

これは自分の2024年の大部分を占めていたパートでした。まさにハイライトです。

苦い涙がこぼれることもありました。

ニュルンベルクにいたときも、マクデブルクに来てからも、ちゃんと苦い涙、こぼれてしまってるなぁ…。頑張らんとなぁ…。笑

そのおかげで少しは成長出来たわけで。そのおかげでちょっと休めたし、今となってはそんなこともあったと、フッと笑えるし。

きつかったときはまぁ確かにきつかったけど、自分がそれを選択してチャレンジさせてもらってるわけで。サポートしてくれる方々がいるわけで。

今は情けなくてもええねん。
叫んでみればええねんと。

ただ今後、しっかり形にしていこうと。

恩を返せるようになっていこうと。これ大事。

何もなくてもええねん
信じていればええねん
意味がなくてもええねん
何かを感じていればええねん
他になにもいらんねん
他になにもいらんねん
それでええねん
それだけで
ええねん

この曲のこの最後のパートは、2025年も自分自身が心に留めておくべきこととしておきます。

思い描いた通りに結果が出なくても、そのプロセスだったり、自分のことを信じるのが大事だし、

意味がないかもしれない中で、何かを感じることができれば、成長できると思うねん。

2025年も、良い1年になると思うねん。

こんな感じでええねん。ええねん。

p.s.
2024年、まじでたくさんの方々にお世話になりました。感謝の気持ちを忘れずに頑張ります。ありがとうございました。

良いお年をお迎えください。


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Chikara Masutani
サポートはよく行くカフェでのコーヒー代に使わせていただきます。そこでコーヒーを飲むときに、noteを書いたり、読書したり、携帯をオフにして真剣に作業をしております。