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マイナス20kg「お父さん、浮き輪ついてる!」からランニングの虜に

娘の言葉の力はすごいですね。


体重90kgを超えていた夫。

健康診断の結果は良好なものの、
夜中の夕飯、食後の食べ物探し、時々腰痛あり、
と将来を考えると不安要素がたんまり。

私からは、

「これからの為にもやせた方が良い」
「あなた一人の身体じゃない」
「心配している」
「カッコいいパパが娘にも喜ばれるんじゃない?」
「(食後)カロリー探さない~っ!(怒)」
など、アプローチを様々変えてダイエットに仕向けるも

夫は、

「俺はダイエットは人から言われてもやる気が出ない」

と一向に行動を変えませんでした。

ところが、

ある日、お風呂上りに上半身裸でお茶を飲んでいる主人の脇腹に次女が手を伸ばし、むにっとつかんで

「お父さん浮き輪ついてる!」

と大きな声で一言。

長女も面白そう!と混ざって、むにむにと、
夫のお腹の浮き輪をつかんで遊びます。

夫にすれば
雀の千声(私)鶴の一声(娘)。

「やばいな・・・ちょっと痩せようかな。」

そこから主人のダイエットが始まりました。

最初は近くに出来たトレーニングジム。
24時間利用できることから、空いた時間にジムに行くことを始めました。
しかし、コロナ禍に突入し、ジムも人数制限や一時休止に。
その間、外で少し走るようになりました。

一度ハマると1点集中するのが夫の強みです。

「同じ景色で面白くないし、ウォーキングで距離を伸ばしてみようかな。」
10Km、13km、15km。

その距離を今度は「ちょっと走ってみようかな。」
10Km、13km、15km、20㎞。

「一人で走るのはつまらない。何かサークルを探してみよう。」
20㎞、30㎞。

「フルマラソンに挑戦してみようかな。」
42.195km

京都マラソンに参加、4時間12分。
娘たちは「お父さんかっこいいー!」と応援。
「次は4時間切ろう。(今年もエントリー)」

「サークルで山に登るんだって。行ってみる。」
トレラン。

「1000m越えの山に行ってくる」
トレッキング。

「ごみを拾いながら走って1位になると商品がもらえるらしい」
プロキング。

などなど、体が軽くなってくると、徐々に走る楽しみが増えたようで、どんどんと幅を広げ、今や「日曜日は何もない?(俺の出番はない?)」
と聞いて走る予定を入れるように。

気が付けば、3年弱で20kg減。
徐々に減ったので、リバウンドもほとんどありません。

体形がすっかり変わったので、職場では、「家庭が上手くいっていないのか。」「ストレスか。」と心配されたこともあったようです(笑)。

服をこだわったり、髪型をこだわったり、見た目も整えるようになりました。
気分もスッキリするようで、考え事を整理する時など事あるごとに走りに出かける夫。


一方、私は子育ても折り返しを過ぎ、子供達と思い出をたくさん作りたいなと思うこの頃。


休日も部活や友人との約束で忙しい娘たち。
予定の無い日は、出来れば家族4人どこかに出かけたいなと思うのですが、生き生きと走って整えてくる夫を見ると、健全な趣味となったランニング
を止めることもまたやりたくないな。と。

ランニングに夫をとられたような、何だかちょっと複雑な気持ちになりつつ、私は娘たちと女三人で休日はさて、何をしようかと考える。

そんな今日この頃です(笑)。

↓↓↓ この記事は2023年12月1日 12:11まで無料で読めます


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