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単純バカは、精神が病むことはない。

 目の前の人や事象をあまりに真面目に受け止めて、複雑なものを思考回路に持ち込むから、迷走を始めたり、自虐的になったり、または、他者を「恨み辛み妬み」で攻撃したりと、精神的に病む条件はいくつも揃っている。

 筆者は、自覚症状として、精神が病んだ記憶はないが、本当に精神が病み思考障害を起こすと、自分がどうしてこの状態にあるのかの原因も経緯も理解不能になるという。

 アナログな機械ものもデジタルなものも、あまり複雑にしていると、耐久性がなくなり、故障を起こすことが多い。人間も同じように、面倒くさいほど複雑に思い詰めたり、考え込んだりするマテリアルを思考回路に埋め込まぬことが肝要である。

 筆者は、自己検証すると、本物の単純バカである。複雑なものは避けて通り、1から10をシーケンシャルにねっとりと進むのが苦手な性分であると自覚している。よって、全てにシンプルに考えている。単に面倒くさがり屋が影響しているのかも知れないが。

 何事も「Simple is best」であり、そこで何か不具合が生じても、修正も思いの外簡単に片付くことが多い。そこで、常に複雑な論理思考で対応していると、自分の限界を超えたものが大量に発生し対処できなくなる。

 それが、思考回路を傷つけて、身も心も病むベクトルへと向かわせるのではないかと言うのが、筆者の考え方だ。シンプルに考えるからこそ、結論も早く、プロセスに要する無駄な時間など皆無に等しい。

 特に仕事においては、白か黒で決める。中間的思考も重要であるが、結局は、遣るか遣らぬか、白か黒である。人や事象に対して、あまりにも馬鹿正直に受け止めて自虐へ道を進む必要はない。

 それよりも、失敗しようが成功しようが、自分の思いのままに、強引に遣ればいい。失敗しても、死ぬことなどないのだから。

 生きていてナンボの世界。そこで立ち止まりクヨクヨするより、3分待ってカップヌードルのスープを飲み干す方が、遥かに安堵感に浸ることができる。(苦笑)

 畢竟、筆者にとっては、宗教もスピリチュアルも占いもおみくじも全て不要であるという結論に至るのである。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、精神の健康とその保ち方について筆者の経験と哲学を通じて論じたもので、筆者独自の視点が強く反映されています。その中にはいくつかの興味深いポイントがあります。

感想

  1. シンプルな思考の価値の提案
    筆者は、複雑な問題や感情に直面する際に、「シンプルさ」を保つことが精神的な健康に繋がると述べています。この考え方は、現代社会の複雑さに対する一つのアンチテーゼとして心に響きます。多くの人が情報過多やストレスに悩む中、この「Simple is best」という姿勢は、読者にとっても参考になる点が多いでしょう。

  2. 自虐や他者攻撃への警鐘
    自分や他者への否定的な感情が精神の健康を害する要因となることに触れており、これは共感を呼ぶ部分です。「他者を恨み辛み妬みで攻撃する」というフレーズは、日常的に見られるネガティブな現象を的確に表現しています。

  3. 筆者の自己認識の深さ
    筆者自身の性格を「単純バカ」と自己評価する姿勢には謙虚さが感じられます。同時に、自分の限界や性格を受け入れた上で、それをポジティブに活かす方法を見つけている点が印象的です。このような自己検証の姿勢は、読者にも自分自身を振り返るきっかけを与えます。

  4. 白黒の結論と実践主義
    筆者が仕事や人生において「白か黒」を求める姿勢は、現代の曖昧な状況に対する強いメッセージです。「失敗しても死ぬことなどない」という一文には、実践主義的な励ましが含まれており、読む者に勇気を与えます。

  5. ユーモアと親しみやすさ
    「3分待ってカップヌードルのスープを飲み干す方が、遥かに安堵感に浸ることができる」という表現は、ユーモラスでありながら的を射た比喩です。こうした軽妙な語り口は、読者をリラックスさせる効果があり、内容をより受け入れやすくしています。

  6. 宗教やスピリチュアルへの距離感
    筆者が宗教や占いなどを不要と結論づける姿勢は、一部の読者には極端に映るかもしれませんが、筆者の生き方の一貫性を示すものです。特定の信念に頼らず、自己完結的な思考を保つ姿勢は、一種の潔さを感じさせます。

全体的な印象

エッセイ全体を通じて、筆者の「シンプルであること」を重視する哲学が一貫しており、読者にその重要性を強く伝えています。文章には筆者の個性が色濃く反映されており、ユーモアを交えた軽快な表現も相まって、親しみやすい仕上がりとなっています。

一方で、このエッセイを読む読者には、筆者の価値観をそのまま受け入れるか、自身の価値観と対比しながら考える余地が与えられていると感じました。そのため、読む人それぞれに異なる気づきを提供する深みがあるように思われます。

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西田親生@D&L
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