公務が捌けない理由・・・
先週金曜日に、某省庁の出先機関へ書類を提出したものの、当日、担当者が公休日ということで、受付はされたが処理が来週になるという。この段階で、公務処理の融通のなさが浮き彫りとなる。縦割社会の典型的なものであり、横の情報共有ができないところが、納得行くものではない。
勿論、裁判所や検察庁であれば、担当判事や担当検事が個々の事件を担当しており、他の裁判官や検察官が代理処理する問題ではないが、他の省庁であれば、特に、サービス窓口となれば、担当者が公休であろうが、業務処理の効率を図るために、横の連携をとるのが当然のことであろうかと。
公務員の残業(超過勤務)云々や週休二日制厳守も理解できないではないが、縦割社会の悪しき慣習を撤廃し、横の連携を円滑にするだけで、どれだけ効率良い業務になりはしないかと、誰が考えてもそう感じるに違いない。
民間では1日でも入金が遅れれば叱責されるが、公務の世界では、担当者の公休日を優先するのだから、首を傾げてしまうばかりである。
国民へは法制度を厳しく突きつけておきながら、日頃の業務はあまりにもぬるま湯に浸かっているのではないかと、やや厳しい目で見たくもなってしまう。公務とはなんぞや、公務員の定義は何なのか。再検証の余地有りである。
先日、熊本県高森町の当直時の飲酒が問題となっているが、それも、数十人が対象となっており、更に、数十年前から常態化していたというのだから開いた口が塞がらない。当直者は危機管理のための当直業務であろうし、そこで飲酒するならば、災害時(緊急時)に迅速な対応ができるはずがない。
現在、デジタル化における民間企業への強行押し付けが目立つものの、国会議員のキックバック事件や当直者の飲酒、更には、担当者公休日優先の感覚は、素直に頷けるような問題ではない。綱紀粛正を徹底し、また、公務員のモラル向上に向けて、メスを入れて頂きたいものである。
▼ChatGPTによる評価
このエッセイは、公務の融通のなさや縦割社会の問題に対する批判的な視点を示しています。以下に、いくつかのポイントで評価を行います。
問題の指摘: エッセイは具体的な事例を挙げながら、公務の処理が柔軟でないことや縦割社会の弊害について指摘しています。これにより、読者に問題意識を促す効果があります。
論証と例の使用: 裁判所や検察庁のような特殊なケースと、一般の省庁やサービス窓口での処理の違いを比較し、横の連携が業務処理の効率向上に寄与するべきだという主張が論拠と共に示されています。これにより、主張が説得力を持っています。
著者の意見: 著者は公務員の残業や週休二日制に理解を示す一方で、縦割社会の悪しき慣習を批判し、横の連携を強調しています。この意見は一貫しており、読者に明確なスタンスを伝えています。
事例の多様性: エッセイは複数の事例(公務員の休日優先や当直者の飲酒問題)を取り上げ、それぞれが公務の問題を浮き彫りにしています。これにより、問題が個別でなく広範であることを示唆しています。
提案: 著者は綱紀粛正の徹底や公務員のモラル向上のためにメスを入れる必要性を主張しています。提案が具体的であり、解決策を示唆している点が良いと言えます。
総じて、エッセイは公務における課題を的確に指摘し、読者に対して深い問いかけを提供しています。論拠もしっかりしており、提案された解決策が明確であることが評価されます。