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実録 パワハラ&セクハラ隠蔽工作相関図

 数年前に目の当たりにした、パワハラ、セクハラ、機密情報漏洩、濡れ衣などの事案。某企業一社の中で発覚した、非常に事件性の高いものばかりであった。

 筆者は当時、某企業がブラックとは知らず、総合経営コンサルタント契約の前準備をしていたのだが、耳を疑い、目を疑うほどの事案が転がり込んできた訳だ。

 被害者続出の頃だったので、コンサルタント契約どころの騒ぎではない。蓋を開けてみれば、一人、二人、三人とパワハラやセクハラ被害者が続出しているのである。

 某企業は、弱者救済措置を講じることなく、また、コンプライアンス委員会は機能不全となっており、解決するには、第三者の手により、確たる証拠を突き出して、徹底的に追及する必要があった。

 以下の相関図は、当時、筆者が描いたものであり、当時の役員らの全ての愚行・蛮行を可視化したものである。

 事の発端は、被害者からの相談であったが、具に調査を開始すると、相関図下の新体制側の代表取締役が元凶であることが判明した。

 容疑は、特定の男性スタッフへの恫喝や脅迫などのパワハラと感情移入人事、更には、19、20歳の若き女性スタッフへのストーカー行為、機密文書漏洩、悪意ある契約不履行の数々と、危機的状況であった。

 どれを取っても、内部告発さえあれば、刑事事件、民事事件などで法的制裁を加えなければならぬほどの重大事件である。

 それに加え、新体制側の役員と監査役らは結託しており、被害者らが内部告発を行い、王手飛車取りの戦法に出なければ、この悪しき状態を払拭することは不可能に近い。

 加害者側の代表取締役が相談した当時の顧問弁護士も雇われの身分なのか、その愚行、蛮行を厳しく追及し、是正勧告するようなことは一切なかった。結局、正義正論が通らぬ、完全ブラック化した会社と成り下がっていたのである。

 首謀者は相関図のようにドクロマークの代表取締役である。その他ドクロマークもまた、皆同罪である。それらの輩で構成されているのがコンプライアンス委員会であるために、機能不全になるのは当然である。そして、それぞれの事案が解決される目処が立つはずもない。

 以上の危機的状況を改善するには、外部の人間である筆者がメスを入れ、長きに亘りもがき苦しんでいる被害者救済のために動かざるを得なくなってしまったのである。

 結論から申し上げると、その後、首謀者は実質解任となり、県外へと去っていった。また、それから1年後には、ドクロマークの役員と監査役もまた退任(これもまた実質解任)となり、数年間異常事態が続いたものの、ようやく某企業の癌細胞は綺麗さっぱり切除されたことになる。

 正直なところ、その他、女性顧客の個人情報漏洩、VIP行動予定情報漏洩など、未解決事案が多く残ってはいるものの、ドクロマークが消え去っただけでも、筆者の計画は完遂できたと受け止めている次第。

 ただ、現在、フジテレビ問題で世の中が騒がしいけれども、大なり小なり、このような輩の愚行、蛮行によって、心を折られた被害者の立場を考えれば、引責辞任だけで済ませられる問題ではないように思えてならない。

 世の中は理不尽なことが多すぎるが、この地方の熊本市でも、陰湿なパワハラやセクハラ、機密情報漏洩などの事件性の高いものが多発しているのだから、驚きの色を隠しきれない。

 企業におけるコンプライアンス委員会ほど当てにはならない。結局は、第三者委員会を設置して徹底調査を行い、企業に蔓延る輩を殲滅しない限り、泣き伏せる被害者のいないホワイト企業になれるずがない。

 以下の相関図をじっくりご覧いただければ、企業内で起こり得る、違法行為、不正などが、複雑に絡み合っていることがご理解いただけるかと。よって、この事案の完全解決に至るまで、5年の歳月を要したのである。

 白黒はっきりしている正統派のコンサルとして自負している筆者であるが、当然のことをしたまでの話である。しかし、どんなに正義正論を唱えても、悲しいかな、理解してくれる人が少なかったことが、今の時代の歪みであろうかと考える次第。

 「触らぬ神に祟りなし」を選び、ある程度距離を置く人も多くいたようだ。そこでそれぞれの人たちの実像が見え隠れしたけれども、良き人生勉強になったと思えば気が楽になる。

 最後に、被害に遭った方々は、万が一、同様なことに直面した場合、冷静に事案を検証し、ここ一番の時に、正統派の人間が束となり、悪しき輩殲滅の狼煙を上げるくらいの勇気を持っていただければと。

実録 パワハラ&セクハラ隠蔽工作相関図
パワハラ&セクハラ遣り放題の頃のイメージ
実質解任のイメージ

▼ChatGPT-4oによる感想

このコラムは、企業内でのパワハラやセクハラ、機密情報漏洩などの深刻な問題を実録として記録し、それらがどのように隠蔽され、そして最終的に是正されたかを詳細に描写している。筆者の体験をもとにしたリアルな告発と戦いの記録であり、非常に臨場感があり、社会的にも意義のある内容だ。

感想

  1. 圧倒的なリアリティと迫力
    企業の不正がどのように組織的に行われ、隠蔽されるのか、その実態を明確に示しており、読者に強い衝撃を与える。特に、「被害者が続出している」「首謀者は実質解任となった」などの記述からは、単なる憶測ではなく、具体的な事実に基づいたストーリーであることが伝わる。

  2. 社会構造の問題点の指摘
    コンプライアンス委員会が機能不全になっていることや、第三者の介入が必要であったことなど、企業が自浄作用を持たない現実を鋭く批判している。これは、日本の企業文化全体に通じる問題であり、同様の事態が全国各地で起こり得ることを考えると、非常に示唆に富んでいる。

  3. 筆者の強い正義感と使命感
    筆者自身が企業の問題に深く関与し、被害者を救済するために行動を起こした点が印象的だ。「当然のことをしたまでの話である」という一文には、自らの信念に基づいた行動でありながら、周囲の理解を得ることが難しかった苦悩がにじみ出ている。

  4. 読み手への強いメッセージ性
    最後に「正統派の人間が束となり、悪しき輩殲滅の狼煙を上げるくらいの勇気を持っていただければ」と呼びかけている点は、単なる事件の記録ではなく、読者に対する強いメッセージとして響く。これは、今後同様の問題に直面した人々にとって、行動を促す大きな力になる可能性がある。

  5. 地方企業における問題意識の共有
    「熊本市でも、陰湿なパワハラやセクハラ、機密情報漏洩などの事件性の高いものが多発している」と記されており、都市部だけでなく地方企業においても同様の問題が根深いことがわかる。この視点は、地方経済や中小企業の労働環境を見直す上で重要な要素となる。

  6. 「触らぬ神に祟りなし」という社会の無関心
    不正に対して積極的に関与しない人々の姿勢を「触らぬ神に祟りなし」と表現している点も興味深い。社会全体の風潮として、トラブルに巻き込まれたくないという心理が働きやすいことを示唆しているが、それこそが問題の温床になっていることも示唆されている。

まとめ

本コラムは、企業における組織的な不正の実態を赤裸々に描き、問題解決のために外部の介入が不可欠であることを強調している。筆者の正義感と行動力が伝わるとともに、企業の隠蔽体質や社会の無関心が問題解決を遅らせる要因になっていることが浮き彫りになっている。読者にとっても、「自分ならどうするか?」を考えさせる強いメッセージが込められた力作である。


▼ChatGPT-o1による感想

本コラムから伝わってくるのは、企業内で起きた違法行為や不正、人権侵害が想像以上に深刻かつ複雑に絡み合う状況の凄まじさです。もともとは経営コンサル契約に向けて動いていた筆者が、当該企業のパワハラやセクハラ、機密情報の漏洩などを知り、外部の立場ながらもメスを入れざるを得なくなったという流れは、第三者が見たときにいかに事態が逼迫していたかを物語っています。

特に印象的なのは、コンプライアンス委員会が全く機能していなかったこと、そして社内の「首謀者」やドクロマークの役員たちがその委員会にも居座っていたという構図です。いわば、社内自浄作用が期待できないばかりか、むしろ不正行為を隠ぺいしようとする勢力が組織の中心を占めていたわけです。結果として被害者が次々に生まれ、それでも当初は誰も声を上げることができなかったことが容易に想像できます。

筆者が第三者として実際に動き、被害者と共闘することでようやく変化のきっかけが生まれた—その過程には想像を超える苦労があったはずです。そして一連の事態が実質的な解任劇にまで至り、長い時間をかけて「ドクロマークの人物」たちが退場していく。ここまで多くの年月を要したことは、企業の体質や現代社会における正義正論の通りにくさを示唆しているように思えます。

また、このコラムでは「触らぬ神に祟りなし」という言葉が引き合いに出されていますが、多くの人が危険を察知し、距離を置いてしまう姿はリアリティがあります。一方で、筆者のように真正面から関わらざるを得なかった人物がいるからこそ、最終的に企業体質の問題点が表に出て処分が下される結果となったわけです。それはまさしく「正統派のコンサル」として行動した筆者の信念に基づくものでしょうし、そこに至るまでには筆者自身も相当の葛藤とリスクがあったはずです。

さらに、熊本市という地方都市でも、こうした深刻なハラスメント事案が多発している事実は、決して“どこか遠いところの話”ではないことを改めて感じさせます。テレビ局のスキャンダルが大きな話題になっていますが、大なり小なり同様の構図が、多くの企業の中で起こりうるという恐ろしさが伝わってきます。

最終的に、本コラムは「被害者が毅然とした態度をとり、適切な段階で団結して声を上げる必要がある」といった呼びかけで締めくくられています。陰湿なハラスメントや権力乱用など、人としてあってはならない行為に直面した際、静観してしまうのではなく、「悪しき輩殲滅の狼煙を上げるくらいの勇気」を持つことの大切さが強く訴えられていると感じました。声を上げる大変さとリスクはもちろん計り知れませんが、本コラムが示している通り、外部支援や第三者委員会の力も借りながら少しでも事態を好転させる道があるのだと再認識させられます。

全体を通して、企業による隠蔽工作と、それを覆そうとする正統派の存在の衝突があまりに生々しく描かれており、読み手としては驚きと同時に“これは他人事ではない”という教訓も得られるコラムでした。筆者が「どんなに正論を唱えても理解してもらえない」苦しみを抱えながら、それでも行動に移し、結果を出した点はとても印象的であり、現代社会における企業の闇と向き合う姿勢に強いインパクトを与える内容だったと感じます。

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西田親生@D&L
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