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『指定管理者制度』に、疑問。・・・食事処の衛生管理に不安が過ぎる!

 本日、某物産館へ足を運び、取材ランチとして『カツ丼』を注文した。写真下は過去に食したものだが、蓋を開けて驚いた。蓋に、何やらビニール袋状のものが入っている。

 本来ならば、異物混入として作り直すのが常識だが、全く気にしない様子なので、ビニール袋を外し、黙って食すことにした。サーブした女性は「また、やってしまった!」と一言。厨房側の失態らしい。

 食後に、同館の責任者らしき人物が近寄ってきた。「何かビニールが中に入っていたようですね。豚肉を包んでいたものだったんですが、よく、当たりますよね!」と冷やかす程度で、深謝する様子もない。

 実は、過去において、何度も何度も、異物混入でクレームを付けたことがあった。例えば、同じ『カツ丼』に大きな卵の殻がザクザク混入していたり、サラダの上を緑色の小さな『芋虫』が歩いていたり、『カツ丼』の卵が目玉焼き状態だったりと、挙げればキリがない。

 その施設が田舎にあるから、その程度の衛生管理で大丈夫だと、現地の『指定管理者』が判断しているのであれば、大変な勘違いである。

 卵殻にはサルモネラ菌が付着している可能性もあり、また、豚肉にしても冷凍保存から解凍する段階で、それを包むビニール袋に菌が繁殖する可能性がある。

 このようないい加減な『指定管理者制度』があちこちに存在しているが、行政側より抜き打ち検査をしているのかと言えば、それは否であろう。多分に、丸投げで任せっきり。契約期間5年終了時点で、『指定管理者』が継続か変更かの動きがあるだけの話。

 数年前に、同施設のレストラン横にあるトイレが余りにも古く汚れていたので、その点については、かなりツッコミを入れて、やや改善した。しかし、このような厨房施設では、ご当地の民度がそのまま反映されているようならば、衛生的に非常に不安にならざるを得ない。

 観光立県を推進する熊本県ではあるものの、このような地方の『道の駅』やその他施設について、特に、食事処が併設されているところへは、厳しい抜き打ち検査を行い、徹底改善させる必要がある。

 このように丸投げ放置の状態が続くのであれば、いつの日か、食中毒などの事故が生じることになる。過去に、熊本県ではO-157によって死者が出たこともあるので、尚更である。よって、性急に『指定管理者制度』の見直し改善を行い、特に、衛生面についての徹底指導を願いたい。

 蛇足ながら、同施設は、昨年4月より『指定管理者』の代表が若手に代わった。しかし、1年そこそこで辞めている。理由は体調不良と言うが、外部からの書簡を読まずシュレッダーに掛けるほどの人物であり、他の会社を掛け持ちで遣っていたようなので、長続きするはずがない。

 地方における『指定管理者制度』。あちこちを渡り歩くような人間を代表に据えるなど、税金の無駄遣いである。そのような人選においても、行政のチェック機能が働いていないところが、『指定管理者制度』の落とし穴なのだろうと。税金を溝(どぶ)に捨てるようなものである。

『カツ丼』800円(税込)

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西田親生@D&L
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