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ニコンZ6を、HDMIキャプチャー無し&無料でウェブカメラにする
ニコンZ6を、リモートでのウェブカメラに使いたいと思い、3月ごろから色々と調べていました。
国内の情報では、そのほとんどが、アイ・オー・データのHDMIをUVIで出力してくれるHDMIキャプチャーばかり。その商品は値上がりしているし、正直デバイスを増やすのは望ましくない。
USB規格があるカメラなのに、かつ、プロ用の公式アプリとして、テザー撮影ができるのに、迂遠なHDMI経由は避けたかった。
【追記情報あり】早く結論を見たい方一番下に飛んでください。※一部英語orスペイン語情報なのでいずれ日本語の説明を作ろうと思います。
候補
ということで、主に海外の情報をあさっていると、最終的に2つのソフトにたどり着いた。Vmix と SparkoCam である。
この二つは様々なサイトでも掲示されていたのだが、NIKONUSAのHPに表示があったということで信頼できるように思う。
(ニコンUSでは、HDMIキャプチャーを利用したものと2種類が紹介されている。)
使用感
Vmix と SparkoCamのどちらも試してみた。
結論からいうと、SparkoCamのみが目的達成できた。VmixはニコンZ6のUSB入力を直接認識する方法がないので、他のソフトを咬ませる必要がある。もしくは、Vmixの開発者が推奨するように、おとなしくキャプチャーを買うべきだろう。
SparkoCamの無料版ではアド表示が出るので、実際は外のクライアント対応に使うには5K程度の課金が必要になる気がしている。
SparkoCamのほうがUIがシンプルで、ウェブカメラ+ちょっと録画程度の用途にはオススメである。Vmixは対大勢の配信向けの印象である。Sparkocamの操作は簡単なので、マニュアル無しorHPの説明動画を何となく見るだけで接続できるように思う。
注意点としては、音声は接続されないことがあげられる。私は、もともとマイクを持っていなかったので、ICレコーダーのモニタリング用のOUT端子をPCと接続してマイク替わりに使っている。どうしてもノイズが乗るので、マイク環境の改善が今後の課題だ。
まとめると、無料でアプリ一個で配信したいなら、SparkoCam(ただし無課金だと広告バナーが入る)。無料でも他のアプリを咬ませてやる手間を惜しまないならVmix。少し余裕があるならデスクトップ内蔵のキャプチャーカードを追加する(1万以下でもできそう)。一周回って面倒になったら、おとなしく外付けのキャプチャーを買う(2万~)といったところだろうか。
ともかく、ニコンZ6を、HDMIキャプチャー無しでウェブカメラとして使用する方法が見つかったので参考になればと思う。
この記事とは関係ないが、自粛期間はお散歩系ゲームにずいぶんと癒された。これはABZUというダイビングのゲームで、戦いの要素なくまったり綺麗なグラフィックの中を泳ぐことができる。
(※トップバナーはフリー素材を使用しました)
以上
【追記】
結局どちらのソフトも使わなかった。なぜなら、課金しないと満足できない仕様になっていたからである(ある種ニコン純正サイトの案内だから当然であるけれど)。
その代わりに、スペイン語圏の掲示板で、フリーソフト同士で安全でかつ高画質の組み合わせにであることができた。
それは、digiCamControl とOBS Studio(32bit)を使う組み合わせである。それぞれフリーソフトである。簡単にいうと、前者でニコン(主要メーカーのここ5年ぐらいの商品なら対応できそう)のカメラを認識し、後者でウェブカメラとして認識するように変換している。
つまり
カメラ→USB接続→digicamcontrol→OBS→仮想カム→zoomという形になる。
(※冒頭で紹介したVmixも、digicamcontrolとの組み合わせで用いることは可能なはずである。)
このスペイン語?の動画に従えば完了する。日本語版動画作ろうかな。
なお、OBSとZOOMの接続はこちら。
かなり満足しているので、いつかレポートしたい。
とはいえかなり面倒なので、コスパを考えると、5000円払ってSparkoCamを使うのが良い可能性もある。
【再追記:価格別おすすめ方法】
一眼レフをウェブカメラにしたい!を予算別に分解
①無料:広告付きだけどSparkoCam一個 or 面倒だけど広告のない上の動画で説明されているdigiCamControl +OBS Studio
②~5000円:SparkoCamに課金して広告を消す。(筆者おすすめ)
③~10000円:安価なPCI接続内蔵用キャプチャーカードを導入し、その後vMixやOBSといった配信ソフトと組み合わせる。
④~20000円:アイ・オー・データのHDMIを直でウェブカメラに変換するキャプチャーを買う(HUVCとかいう名前)。 or 市販のHDMI+配信ソフト
番外編:予算15万~ シグマFPを買えば直でウェブカメラ認識されます。