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人生に「張り合いがある」構造

構造コンサルティングセッションで、「張り合いが欲しい」という話がときどき出てきます。「充実感」とか「生きてる感じ」とも言い換えられるものです。

「張り合い」は構造的に緊張がある状態

「張り合い」って緊張構造のことなんですよね。A地点(今いるところ)からB地点(何が起こって欲しいのか)に自分が引っ張られるような構造の中にいて、文字通り「張り合い」が生まれます。

問題解決している時にも「張り合い」はある

必ずしも創り出している(創造プロセス)時だけではなく、問題解決をしている時にも張り合いはあります。必死に問題に対処しているとき、没頭していることは多いですよね。

ただ、問題解決と創造プロセスの違いは、そのプロセスが終わった時に得られる結果にあります。言い換えると「問題解決だけでは、長い目で見ると望む成果が得られない」ということです。

「問題解決」と「創造プロセス」の違い

だからこそ、今自分が取り組んでいることが、問題解決的、状況対応的にアプローチしているのか、それとも望む成果に到達しようとする構造的なアプローチなのかをわかっておく必要があります。そうしなければ、全身全霊を捧げて取り組んで最後に得られたことが「自分の望んだものではなかった」ということになりかねません。

もっと楽に、望む人生にしたい人のために、ロバート・フリッツの方法、構造力学と創造プロセスがあります。

ロバート・フリッツの方法は、最小抵抗経路を使う

最小抵抗経路とは、文字通り、抵抗が少なくかつ早く到達できる方法であり、「緊張構造」を使います。

これは、ロバート・フリッツあるある(笑)なのですが、緊張構造を初めて使う人に紹介すると

「これまでにも似たようなことをやってた」「もっと洗練された方法を知ってる」

という感想を持つ人が多く、ちゃんとやらないことが多い。ま、私も長年同じように思っていたので、わかります。「これ知ってる」という考えが浮かぶと、もうあんまりちゃんと聞けなくなってしまう。

既に知っていることや、フレーム/モデルに照らし合わせて物事を理解しようとすることを「差分思考」「カテゴリー思考」と言ったりするのですが、そこから脱するのはほんと難しい。これが緊張構造を学ぶ時の最初のハードルです。

思ったように上手くいかないとき、どう考えるか

もうひとつハードルがあります。ロバートに教わったように忠実にやろうとすると、今度は「できない」という壁にぶち当たる。「できないことをやり続ける」ということも簡単なことではないですよね。(そのせいで私は緊張構造を教えてもらう機会があっても、15年間使わなかった)

我々は「苦手なこと」「できないこと」「うまくいかないとき」に何を考え、選択して、行動するか、というところにまた大きな分岐点があるように思います。そしてこのポイントは構造コンサルティングの入り口でもあります。

二つのハードルを乗り越えて、できないながらもやり続けると、その威力を少しずつ感じるようになります。

構造コンサルティングで何がわかるのか

わたし自身は2019年から2023年の4年間で、3度の構造コンサルティングセッションを受けました。驚くべきことは、根底にある構造はたった一つしかない。しかも拍子抜けするくらいに単純。

4年にわたって受けた3回のセッションも、それぞれ全く異なる出来事について話したのに、ひとつの構造に辿り着きました。

構造は木の幹のようにどっしりしていて、そこから四方八方に枝分かれしているので、小枝の先で起こった出来事が、どこから来ているかなんて普通はわかりません。でも、いつもそこにあって自分を支配している。ちなみに「単純すぎてわからない」というのも”ロバート・フリッツあるある”です。

自分の人生をつくるということ

自分の構造を知れば知るほど、現実を見ることが上手くなります。現実を見ることで、大小のさまざまな新しい選択をした結果、私を遠くまで運んでいったんだなと思います。

構造アプローチで辿り着ける場所はどこか。その場所には、自分に大事なことを中心にした全体計画があり、計画を実行すればうまくいく可能性が高い、と見通せている。ほとんどの時間で、その計画とアラインメントのとれた行動を選んでいる主体的に人生を創ることができる、というわけです。

構造コンサルティングに興味があれば気軽にお声がけください。


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