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【乳がん記録#3】針生検(吸引式)を受ける

2025年1月16日

前回の受診でまさかの乳がんグレーゾーンが言い渡され、さらに精密に調べるための針生検(吸引タイプの組織診)を受けることが決定した私。

子宮頸がんの検査で細胞診はやったことがあるし、帝王切開もやったことはあるけれど、胸に針を差し込むのは未知の領域。

しかも「針生検は日帰り手術に該当しますからね」と先生がいうではありませんか。

▼最初の検査結果と、針生検が決定した瞬間▼

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分泌物の検査結果報告のあと「今日やっちゃおっか」と、突然決まった針生検。私が受けるのは、気になる腫瘍部分に吸引機能つきの針を刺して、組織を吸い取るというものです。

同意書などの書類にサインをしたあとは、どこか手術室的なところに移動するのかと思いきや、まさかの診察室内のベッドで行うとのこと。思わず「ここでやるんですか」と聞いてしまった。(先生も「そうそう、そうなのよ〜」といっていたので、多分過去にも聞く人はいたのだろうと思う。)

こんな感じのベッドに寝転ぶ(写真はイメージ)

「上に着ているものは全部脱いで、時計はしたままで大丈夫だからー」「はい、じゃあ、左腕を上にあげておいてね。消毒しまーす」と先生。

先生が機械を操作している間に、2名ぐらい看護師さんも登場しました。

「それでは始めるねー。まずは局所麻酔します。ちょっと痛いよね、ごめんねー」と、胸の内側から乳頭付近に向けて一直線に麻酔の注射を打っていきます。

確かに最初の一瞬はチクっと痛かったんだけど、その後は何も感じなくなりました。(使用したのはキシロカイン)

今日の流れは、
局所麻酔
②部分切開(5mm程度)
③針挿入(太さ3mm程度)
④何箇所か吸引
⑤止血
⑥固定 
とのこと。

麻酔が済んだので、次は切開と針の挿入です。これは気づかないうちに終わっていました。

胸元もしくは針にエコーが付いているようで、モニターを通して現在の針の位置や腫瘍の位置が確認できるようになっています。

「この白いのが針で、今からこの腫瘍に刺して組織を取るね」「ちょっと大きな音が鳴るよ」とエコーモニターを見ながら説明してくれる先生。

ブゥン ブゥン ブゥン ブゥン……

ミキサーでスムージーを作っているときのような音が小刻みに数回繰り返され、1箇所めの採取が完了しました。

その後、2箇所め・3箇所めと同じ流れが続きます。

すべての腫瘍から組織を取り終わったところで終了です。「お疲れ様でした。それでは針を抜きますね。止血お願いします」と先生。

止血を託された看護師さんは「ごめんね、ちょっとの間すごい力で押すからね。苦しいけど5分間頑張ってね」と話します。

これはほんとに痛かった。
肋骨が折れるかと思ったし、呼吸もうまくできなかった。

「めちゃくちゃ痛いです、骨が折れそうです」と看護師さんに伝えると、「そうだよね、辛いよね」と優しく受け止めてくれはするものの、その手の力が緩むことはありませんでした。(しっかり止血していただきありがとうございました)

止血が確認できたところで先生によるチェック。それから、縫うのと同等の効果があるといわれるテープを貼ってもらいます。テープは1枚0.3×1.0cmくらいの長方形のものを3枚分、雪の結晶の形で貼られていました。

「テープは無理に剥がさないでね。剥がれても大丈夫だけど、自然に取れるまではつけたままでいいよ」とのこと。

また「テープの上からガーゼで圧迫固定をします。明日の朝に剥がしてね。下着も一日中つけっぱなしにしておいて」「麻酔が切れたあと、もしあまりに痛ければ市販の鎮痛剤を飲んでいいよ」ともいわれました。

ガーゼ固定の様子

固定用のガーゼは新品のポケットティッシュくらいの厚みがあるのですが、その上に滲み出るくらいの出血があれば病院に電話、もしくは救急病院に行くようにも指示されました。

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こうして針生検は終了。

結果は10〜14日後に出るとのことなので、次回予約を取ってクリニックを後にしました。

当日は麻酔が切れると激しい鈍痛がきました。2〜3時間は我慢していたのですが、あまりに痛くて家事さえできず、たまらず家にあったロキソニンプレミアムを飲むとかなり楽になったのを覚えています。

その後は揺れると痛い、何かが当たると痛いといった、動きに合わせた痛みが2週間弱続きました。

出血は滲む程度で、そこまで激しくはなかったです。

数日〜1週間くらい経つと、内出血で黄色くなる部分や赤黒くなる部分などが出てきました。

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次回は針生検の結果と、乳がんの診断が下った瞬間について書いていこうと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました♡


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