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オルゴールセラピー体験談#8
今回は、オルゴールセラピストになって初めての挑戦…!「出張オルゴールセラピー」に行った時のお話です。
#8 82歳女性 Mさん
2025年2月3日
ご依頼主:Mさん 女性 82歳
場所:Mさんのご自宅
症状:5年ほど前からパーキンソン病を患っている
Mさんは何回かグループでオルゴールセラピーを受けた事がある方で、4年程前から音楽療法に興味があり、友達を通じて私を知ってくださったそうです。
パーキンソン病の方にオルゴールセラピーをして差し上げるのは初めてだったので、事前にオルゴール研究所の所長さんにお電話で相談し「パーキンソン病の方は背骨が大事なので、オルゴール(ラ・カンパネラ)を椅子の背もたれに立たせて、そこによしかかるように座らせてあげて下さい」とアドバイスをいただいていました。
そして、パーキンソン病はふらついたり転びやすかったりするそうなので、段差のある香音よりもご自宅の方が安全だと思い、Mさんの自宅に伺うことになりました。当日は「カノン」と「ラ・カンパネラ」の2台のオルゴールを持っていきました。
カノンをテーブルの上で鳴らし、その間私がなぜオルゴールセラピストを目指したのか、Mさんのパーキンソン病のお話などをお聞きし、30分ほど会話が続きました。
会話の後はセラピーに移り、足の下にカノンを置き、テーブルの上にラ・カンパネラを置き、その上に頭を乗せて約10分。その後、椅子の背もたれにラ・カンパネラを置きしばらくその状態で約30分程、静かに聴いてもらいました。
オルゴールの曲が終わり、Mさんが「お茶を淹れますね」と椅子から立ってキッキンの方に歩いたときに聞こえてきた「サッ、サッ」というスリッパの音。とてもスムーズに歩かれているように聞こえました。
ご本人も「アララ不思議!なんでこんなにサッサと歩けるの?」とビックリ。二人で松葉茶を飲みながら雑談をしているうちに、Mさんのお顔が最初よりも晴れやかになったような気がしました。
オルゴールセラピーの後は水分をよく取ると血流が良くなりますよ、などと説明もしながら約2時間。楽しくあっという間の滞在でした。
夕方にいただいた、Mさんからのメール。
本日はお疲れ様でした。有難うございました。
先ず嬉しいことがありお知らせしたくなりました。
先程携帯で無呼吸の診察がありました。その先生に顔の表情が良い。元気そうだと言われ、オルゴールセラピーをしたことを伝えると、「オルゴール良いじゃないですか」と言ってくださいました。
些細なことですが、生きるとは案外そのような積み重ねの気がします。素敵な一日を有難うございました。
そして、翌朝いただいたMさんからのメール。
おはようございます。好転反応?かは分かりませんが、なぜだか朝早く4時頃から張り切っています。不思議です。本日午後はデーサービスです。
私は毎日生かされてるだけで幸せと感じています。
初めての出張セラピーでしたが、Mさんはとても喜んでくださったので本当に行って良かったと思いました。また、ご自宅なのでリラックスしてセラピーを受けていただけたのも良かったと思います。Mさんのご自宅にはまた定期的にお邪魔させていただくことになりましたので、これからもオルゴールの響きが、Mさんの体調と暮らしのサポートになればこんなに嬉しいことはありません。