【DWK】 ONLINE DIALOGUE Vol.12 ナンゴー 代表取締役 南郷真氏
こんにちは。DESIGN WEEK KYOTO (以下、DWK)の岩口知加です。
7/15、DWK ONLINE DIALOGUE Vol.12 を開催しました。本日はその開催報告をお届けします。なお、YouTubeには対談の様子がアップされていますのでご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
今回のゲストは、
ナンゴー 代表取締役 南郷真(なんごう ただし)さんです。
ナンゴーさんは、宇治で金属精密機械加工をしている会社で、単品~小ロットの金属加工部品、剛性を要する機械加工部品、生産活動に必要な治具や省力化装置を製作している会社さんです。
▲高い技術が分かるナンゴー彫り
(DWKカラーでも作ってくれています!!)
またとても細かく、高い技術を要する切削加工を使った「ナンゴー彫り」を開発されており、ステレオグラム(立体的印象を与えるように描画・処理された図画)を3Dで表現する技法を編み出しておられます。
今回の対談では、高い技術力を保持するマネジメントの秘訣や、リーマンショックの時に売上がガクッと落ちどうやって乗り越え、その時に色々とトライした事が、どんな風に今実を結んでいるのか、、等などお話いただいております。
■トーク内容
①ナンゴーについて
②南郷さんについて
~趣味はサーフィン、創業者は妻の父~
③スタッフのやる気を出すマネジメント
~サンクスカードの開始~
④南郷さんが会社を継ぐまで
~元・都市銀行の営業だった南郷さんが今にいたるまで~
⑤事業転換について
~瞬間売上が15%になってからの中途半端net~
⑥今後取り組みたいこと
~1,000年事業をするように頭で考えている~
私が印象的だったのは、南郷さんが本当に社員の皆さんや、関わっている人達の事を本当に大切に思ってるんだということです。
南郷さんも「年を取ればとるほど社員に感謝が出てきた」とおっしゃっていますが、嘘偽りないんだろうなと対談を見ていて思います。
例えば、ナンゴーさんは、今従業員が15名いらっしゃいますが、スタッフのやる気を出すマネジメントをしています。それは「サンクスカード」。
社内のサンクスカードを(ささいな事でも)書いて、投書箱にいれてメッセージをアルバムに入れて本人に渡しているそうで((例)重量物を運んでくれてありがとう、お土産ありがとう)これは航空会社の取組を参考にされていて、定着する1-2ヶ月まで南郷社長が毎日1枚カードを書いたそうです。
この取組が続いている事も素晴らしいのですが、私が忘れられないのは
南郷さん:
「経営者として一日誰にも感謝の言葉がなにもない、ということがあれば、それはちゃんと(社員を)見てないってことになる」
という言葉で、素晴らしい経営者なんだなと改めて実感しました。
▲社員さんも毎回きちんと挨拶してくれます。
(これとても大事..!!)
他には、取引先の方が発注した後の進捗状況が分かるシステムを導入して、信頼性を高めていたり、中途半端netという部品1個からでも注文できるシステムを作ったり、様々な取組をされています。
他にもナンゴーさんの魅力が詰まっていますので、ぜひ動画でご覧ください。
▶トーク動画はこちら