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【DWK】ONLINE DIALOGUE Vol.2 - 吉靴房・野島 孝介氏
こんにちは!DESIGN WEEK KYOTO (以下、DWK)の岩口知加です。
先日、2回目となるDWKのONLINE DIALOGUE Vol.2 を開催しました。本日はその開催報告をお届けします。なお、YouTubeには対談の様子がアップされていますのでご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
2回目のゲストは、西陣でオーダーメイドの靴を作られている、吉靴房 つくりて 野島孝介さんです。SOU・SOUさんとのコラボ商品も手がけておられ、メインテーマは日本の履物文化の新しい基本型を作ること。そんな野島さんをご紹介します。
▲野島さんの作る様子
▲大宮通りに面してある吉靴房さん
野島さんは剣道を小学1年生から20年稽古してましたが、剣道を本気でするかの分岐点に立ち、将来を25歳までに決めないといけないと思い、洋服のデザイナー・スーツの仕立て屋・家具屋・靴屋の4つから選ぼうと思い、自分に合っていて、1人で出来そう、かつまだ新しいジャンルが開発出来そうということで、靴屋を選ばれたそうです。
そこで婦人靴のメーカーに就職し、仕事をしている間、夜中に靴を作り続け7年半。作りためた靴を代官山のギャラリーで展示し、手応えを感じ、独立して吉靴房を作られたそうです。
(実はこの婦人靴メーカーは一度落ちたそうなのですが、もう一度食らいついて入社したそうです。この入社のご縁がとても感慨深いエピーソードなので、ぜひ動画でお聞きください。)
そして京都にきて、数々の作品を作られています。
▲五枚丈・素型(すがた)
地下足袋から派生した先丸地下足袋を、吉靴房さんがオールレザーでブーツとして生まれ変わらせました。
▲御沓(おくつ)
日本古来の儀式用の履物である「沓」に敬意を表し、御沓(おくつ)
というスリッポンタイプの靴をつくられました。
(「沓」は神主さん等履いておられます。)
動画の中で、私にとって「名言だな〜」という言葉を紡いでおられ、
ぜひご覧ください。
ちなみにトーク内容はこちらです。
■トーク内容
①吉靴房 野島さんについて
②野島さんが製靴家になるまで
~長年剣道をやっていた野島さんがなぜ履物を選んだのか~
③SOU・SOUさんとのご縁
~野島さんが紡ぐ様々なご縁について~
④吉靴房の自由な働き方について
~野島さんの昼寝はなんと2時間!?~
⑤革や木くずの有効利用について
~なるべく捨てたくない思い~
⑥野島さんが今後取り組んでいきたいこと
~足の採寸を広げる運動、オンラインでの革の雑貨づくり教室~
・東京にいた野島さんが、なぜ京都を選んだのか。
・野島さんが紡ぎ出すご縁とは
・革や仏師さんから頂いた木くずを有効理由する思いとは
書きたいことはたくさんありますが、長くなってしまいますので、
動画でぜひ見ていただければと思います。
ちなみに私にとっての野島さんの名言は
・時間は買えない
・縁を感じるようになったのは、自分で動いてから
・凄い人がたくさんいるので、出来ることの枠を少しずつ増やしていく
です!
野島さんの対談で
「うちの(革靴)教室のテーマは楽しく作っていたら、できあがちゃった、がコンセプトなんですよ〜」を何度見ても楽しくなってしまう岩口でした。
オンライン対談の様子はこちら!!