保健室から贈る花粉症対策ガイド ～椎名先生の春の処方箋～
こんにちは。保健室の椎名千佳です🌸
窓の外では梅の花が咲き始め、春の足音が少しずつ近づいています。
でも春の訪れと共にやってくるのは、あのつらい花粉症…
実は私も数年前から、くしゃみと鼻水に悩まされる花粉症デビューをしてしまいました。
「ちかちゃん先生、対策が甘かったね」と生徒に笑われたこともあります。
そんな経験から、今日は保健室より特別アドバイス。
今週末から花粉飛散量が急増するというニュースを受けて、私が実践している効果的な対策をお伝えします。
早めの花粉症対策が鍵
花粉症の症状が出始めると、なかなか止まらないのがつらいところ。
私も保健室で鼻をすすりながら仕事をしていることもあります。
花粉の飛散量が増えると、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、喉の痛みなど様々な症状が現れます。
わずかな飛散量でも反応してしまう敏感な方は、早めの対策が必要です。
──こんな日は要注意！
花粉が特に多く飛ぶ条件：
晴れて気温が高い日
空気が乾燥して風が強い日
雨上がりの翌日（特に注意！）
では、具体的な対策方法をお伝えします。
──①メガネの工夫👓
通常のメガネでも、花粉を約40%カットできるのをご存知ですか？
花粉症用メガネならなんと約65%までカット可能です。
(私の失敗談：)
大きすぎるフレームのメガネをかけていたら、隙間から花粉が入り込んで大変なことに...
保健室で一人、涙目になりながら対応していました。
＊メガネ選びのポイント：
横からの花粉も防ぐサイドカバー付き
フレームと眉の間に隙間が少ないもの
曇り止め加工があるとより快適
私のお気に入りは、少し小さめのフレームで顔にフィットするデザイン。
休日用と職場用で種類を使い分けています。
──②マスクの正しい選び方
マスクは、花粉を1/3～1/6にまで削減してくれる心強い味方！
さらにインナーマスクを併用すれば効果アップです。
＊マスク選びのコツ：
顔にしっかりフィットする形状を選ぶ
鼻からアゴまでしっかりカバー
不織布マスクの内側にガーゼを入れて二重防御も効果的
私は白い不織布マスクを基本に、休日は少し華やかな色のものを選んでいます。
──③衣類の工夫
意外と見落としがちなのが、衣類の素材選び。
ウール素材は、なんと綿の約10倍も花粉が付着するんです！
＊おすすめの素材と対策：
綿やポリエステルなど表面がツルツルした素材
外出から帰宅したら、玄関外で花粉をはらい落とす
特に下半身や裾部分は念入りに
私は花粉の季節、白衣の下に着るブラウスも花粉が付きにくい素材を選んでいます。
──④早めの予防薬内服で差がつく
花粉症対策で最も効果的なのが、実は「適切なタイミングでの薬の内服」です。
日本アレルギー学会では、「花粉飛散の2週間前からの服薬」を推奨しています。
これは、アレルギー反応が強くなる前に、体をあらかじめ守る態勢にするための戦略なんですよ。
1日の服薬回数、そして副作用の眠気の起こりにくさなどは、薬の種類によって異なります。
自分のライフスタイルを伝えて、お医者様に適切な薬を処方してもらえると安心ですね。
──♢私の小さな工夫
最後に、私自身も実践している日常の小さな工夫をいくつか：
朝の身支度は15分早く起きて、余裕をもって花粉の防御対策
帰宅後すぐにシャワーを浴びて、髪や肌についた花粉を洗い流す
寝る前の温かいハーブティーで、喉の不快感をケア
窓の開閉は最小限に、換気は短時間で効率よく
花粉症は完全に防ぐことは難しいですが、これらの対策を組み合わせることで、症状を軽減することができます。
花粉症の季節は辛いけれど、春の訪れを感じる美しい季節でもあります。
上手に対策して、優しい春を楽しみましょう。
保健室でも、花粉症で辛そうにしている生徒たちのケアに追われる季節になりそうです。
みなさんも、どうぞお体を大切に。
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♢イラスト：Midjourney AI使用
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