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KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!

先日、衝撃的なニュースが発表されましたね。少なくとも、欅坂のファンには。

2015年8月25日に結成された「欅坂46」。結成からのファンである私も、衝撃と喪失感に見舞われました...。
活動休止、改名については、少し整理してから書くことにして
7月16日(木)に開催された
KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!
の感想をまとめていきたいと思います。
(長くなります。サクッと読みたい方はまとめへお願いします。)

1. セットリスト

2020年7月16日(木)
19時 開場
メンバーによる開演前MC、グッズ紹介、ご来場の注意点など
19時30分 開演
OVERTURE
01. 太陽は見上げる人を選ばない
MC
02. エキセントリック
03. 東京タワーはどこから見える?
04. Student Dance
05. Nobady
06. アンビバレント
換気タイム(MC、ファンとのオンライン交流会)
07. 大人は信じてくれない
08. 避雷針
09. 風に吹かれても
10. ガラスを割れ!
MC(活動休止、改名発表)
11. 誰がその鐘を鳴らすのか? 

ねとらぼさんの
「私が好きな欅坂46」が詰まっていた 「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」1万字レポート (1/4)
より(改変)

2. 感想

ライブのスタートはメンバー28人が一列になって登場。全員で歌うといったら太陽は見上げる人を選ばないかな、と思ったら的中しました。新2期生6人も加わった全員での初パフォーマンス。メンバーの姿を久々に見れて、とても嬉しかった。

続いてMC。菅井友香さんが中心となって今日の意気込みを。初々しい新2期生が可愛い…。

暗転し、大型トラックに追われる土生瑞穂さん。追われながら、メンバーと合流してエキセントリックへ。2番に髪ゴムをとる振りがあるのですが、知らない間にメンバーが髪を一つ縛りにしていて、配信ライブだからこそカメラの枠外を有効に使っているんだな、と思いました。

暗転し、3階だての足場で東京タワーはどこから見える?へ。
この楽曲は、いわゆる全員センター曲です。卒業や脱退したメンバーのところに入った2期生が、元メンバーの雰囲気を残しつつ、同じ振りでも自分らしさを出してるのが印象的でした。最後も、高さを活かしたフォーメーションに変更していて、さすがチーム欅坂です。

また舞台は変わり、教室のような舞台でStudent Dance
コロコロ変わるステージに心奪われ、今回のライブにかける熱い思いが伝わってきました。しかし、その演出に切羽詰まったような覚悟を感じて、少し不安にもなりました。
「もし、このライブが成功しなかったら、欅坂はいなくなっちゃうんじゃないか?」

曲間で新2期生ちゃん登場。彼女たちが覗き込む額縁からカメラが切り替わりNobadyへ。滑らかな映像の切り替え、トリックアートを用いたパフォーマンスなどにリハーサルの入念さが伝わります。Student danceからガラッと変わった、どこか大人でセクシーな雰囲気が素晴らしかった。

トリックアートのネタバラシからアンビバレントへ。小池美波さんがセンターでした。アンビバレントは、過去にも土生瑞穂さん、渡邉理佐さん、鈴本美愉さんなどがセンターを担っていて、それぞれ少しずつ「その人らしさ」を表現していました。小池美波さんセンターのアンビバレントは激しさとしなやかさが共存している雰囲気で、可愛らしい容姿でバキバキにダンスを踊る小池さんらしいと思いました。広い会場を使った奥行きのあるパフォーマンスも見所でした。

ここで換気タイム。ファンクラブ限定チケット購入者から、抽選で選ばれた数名がオンラインで質問できるMCタイム(私は抽選落ちました...。無念...。)。

ライブ後半戦は大人は信じてくれないでスタート。新衣装を身にまとい、炎に包まれて登場(暑そう...)。1期生の圧巻のパフォーマンスはもちろんのこと、2期生たちも全く見劣りしない、力強い演技でした。山﨑天さん、あなたは本当に14歳なのでしょうか...?

炎から雨に切り替わり避雷針へ。渡邉理佐さんセンターで...、感動です。自宅でライブは騒げないのが悲しいですね。サビ前に理佐さんを受け止めたメンバーを把握できなかった... 。あのセンターの方がメンバーに飛びついて、飛びつかれたメンバーがお姫様抱っこで受け止める振りが好きで...(伝われ)。理佐さんは、自身がセンターではないときは受け止める役をされています。最後のV字のフォーメーションでメンバーが迫ってくる圧力がすごいです。

続いて小林由依さんセンターで風に吹かれても。軽やかにステップを踏むメンバーたち。笑顔がはじけます。見ている私も笑顔になりました。何度も聞いて、何度も見たダンスなのに、飽きることなく、いつも笑顔になれます。大げさかもしれませんが、生きていてよかった、幸せだなって感じます。

暗転し、ダークな雰囲気へ。新衣装は上から羽織るタイプなのかな?新衣装を脱ぎ捨てた真っ白な長袖と黒ズボン姿のメンバーたちが会場の真ん中へ。そこにはスタンドマイクとMA-1が。これは...ガラスを割れ!ですね。下手のメンバー、上手のメンバー、そして小林由依さんがMA-1を羽織ってパフォーマンススタート。すでに汗だくのメンバーが、渾身の演技をしていて気迫がものすごかった。
ラストスパートにも見えたパフォーマンスを見ながら、「何かが起こる」という予感がありました。なぜなら、7月なのに、長袖長ズボンというMVの衣装を使用していたから。最もガラスを割れ!にふさわしい衣装を選んだと言ったらそれまでなのですが...。ライブも終盤なのに、新衣装が少ないと思いましたし、溢れ出しそうなほどたくさんの思いが込められた舞台セットはまるで過去を再現しているようでした。
そして、ガラスを割れ!の演技終盤、「KEYAKIZAKA」を消し去るようなパフォーマンスに、予感は確信へと変わりました。

菅井友香さん、守屋茜さんを頂点とした三角形の形でメンバーが並び、活動休止、改名が発表されました(思うことはたくさんあるので、次のnoteにまとめたいと思います)。

ラストシングル「誰がその鐘を鳴らすのか」。常々、欅坂のパフォーマンスは祈りのような叫びであり、叫びのような祈りであると思っています。涙を流しながらも、全員で一丸となってパフォーマンスする姿に胸を打たれました。私なりの解釈ですが、この楽曲のダンスは、一人一人が鐘であり、欅坂46で一つの鐘である、そのような印象を受けます。”誰がその鐘を鳴らすのか?”...。その答えは、もうすでに私たちの中にあるのかもしれませんね。

3. まとめ

とっても長くなりました...。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。そして、まとめだけでも読もうとしてくださる皆様、ありがとうございます。

まず、無観客ライブ、配信ライブとして、新しい形が見えたライブでした。一つの空間を演技者と観客が一緒に共有することはできませんが、私は、メンバーと共に過ごしているように感じました。無観客だからこそ思う存分にセットを組み立て、カメラワークで受け手の度肝を抜く。パフォーマーの「届けたい」という想い、ファンの「好きだ」という想い、そして両者を繋いでくれるたくさんの関係者の方の想いがピタッとハマれば、物理的な空間をともにしなくても、時間や想いを共有できると思いました。

次に欅坂について。1期生のみなさんは、さすがというか...。当たり前かもしれませんが、ライブを通して強い「覚悟」を感じました。いつも以上に彼女たちの視線には力強い光が宿っていましたし、これからに向けてしっかり前を向いていました。
2期生のみなさんも、過去のメンバーの穴をただ埋めるだけでなく、それぞれ自分らしさを出してました。ダンス、歌、表情...。ただの「練習したパフォーマンス」ではなく、彼女たちなりに受け止め、解釈し、表現されていたパフォーマンスでした。
新2期生のみなさんは、出番は少なかったものの、しっかりと自分たちの役割を果たしているように感じました。配属されて初めてのライブが無観客。「観客」側から「演技者」側に変わっただけではなく、新しい環境でしかも先輩方も初めての試み。不安なこともたくさんあったと思いますが、しっかり準備してこの日を迎えたんだなと、彼女たちの努力を感じました。

今はたくさんの動画サイトやSNSがあり、手軽に、無料で様々なコンテンツを探すことができます。そのような環境で、「完全配信型のライブにお金をかけるなんてもったいない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。なるべく安く好きな趣味を満喫したいという気持ちはわかりますし、お金には限りがあるので、私もそのようなサイトは十分に利用させていただいています。でも、「手軽さ」、「安さ」を重要視しすぎると、好きなもの・ことに対する大事な感情を失ってしまうように感じます。「すぐに手に入るから」、「お金がかからないから」という理由で好きになるものがあるのは当然ですが、そんなこととは関係なく「好きだ」と思うものと混同してはいけないな、と思いました。

(ここで書くのはおかしいかもしれませんが...)
このような状況の中、「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」を開催するべくご尽力いただきました関係者の皆様方、ありがとうございました。


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