冨田倶楽部『淡路怪談』
2024/11/09 冨田倶楽部 第十一回集会『淡路怪談』 14:00〜
劇団文机と熊『志在忠益』で印象的なお芝居をされていた五馬さん出演と聞いて行ってきました!
淡路駅から徒歩10分、辿り着いた先は普通のビルの一室。倉庫みたいな?ガレージみたいな?ちょっとびっくり。でもこれはアイデアだなあ!こういった空間が''舞台''になるのだから。
女①、女②、男②が鍋の準備に余念がない。
登場した男①がモノローグを語りだす。
なに?女②は白菜も椎茸もダメだという…
それは鍋ではないぞ!と心で叫びつつ彼らの行動を見守る。
まあ至って普通に男女4人が集まって鍋を囲むシーンから始まるのだなと思いきや、、、、
男①の強烈なツッコミ!!!
誰ひとり顔見知りのいない初対面の4人とな?
何故に鍋?
どうやって入ったん?
どゆこと?!
俄然前のめりで引き込まれる。
男①、そりゃ荒れますよねwww
勝手に部屋入られて鍋パーティ始まってる。
14連勤キツいわ…
演じる升田さん、台詞が明瞭で早口でもしっかり聴き取れるし、何より表情や台詞の抑揚緩急が抜群でツッコミのキレ最高!!女②との繰り返されるやり取りが小気味良く痛快!!
升田さん、タッパもあるし舞台映えする。
そうそう、何よりね、鍋を本当に作って(具材はもやしと肉のみ)ちゃんとあくまで掬ってw ごまだれで食べてて… めちゃくちゃリアルで(当たり前w)
鍋だけじゃなく、小道具で何気に置かれてる冷蔵庫や、その周辺、下手側にはカバンや服?か分からないけど布ものが見えたり… ちょっとしたことだけどそういう細かいところがまさに部屋を覗き見てるようで。ぞわぞわした!
女①の淡々と鍋を作り、食べ、淡々と語るとこ、後から考えたらなかなかに怖い!
堀江さんは本若『飛華咲け』で拝見しての二度目。前作が特殊な役だっただけに、シンプルな衣装に役が新鮮でもありました。
男②、やっと言える!五馬さんの稲川淳二!!
似てる!似すぎて笑い通り越して見入ってしまったー!もしかして髪をグレージュにしてたのはこの為?(笑)
半ズボンなのも憎いですよね!もう!
相変わらずの安定した芝居力で、説得力がありますよね。それでいてコメディセンスも抜群で何が笑いかよくご存知。観ていて本当に楽しかった!
女②、ふわふわして掴みどころのなさがいい味。男①との反復される笑い、女・ルー大柴、男③とのミュージカル!ちょっとウザさがなんか段々クセになるwww
初めて拝見した林さん、なかなかに個性的な役だったので強烈な印象残りました。
突然の訪問者男③、わたし最初の登場からずっと気持ち悪さ感じてました。なんだかおかしい。
このタイミングでどうして来る?
ミュージカルやってる間も他のお客さん大笑いしてる横でゾゾッてしてた。
横濱さんは、RTCproject作品をDVDで拝見してたので殺陣のイメージが強い。今回は歌まで聴けたり、ちょっと謎キャラでこんな引き出しを持ってる方なんだなあと。不意に見せる表情に翳りを感じたり、ミステリアスな役所がぴったりだった。
結局男③は最初見えないと言ってた3人が見えていた。ではどうして最初から言わなかったのか?
最後には男③から④へ…
そして男①は胸のゼッケンを剥がすと【無】へ…
これは一体、どういうことなのか。。。
客にお任せなのか正解があるのか。。。
ただ終わった後にこれってめちゃくちゃ怖くない???とヒヤッとした。
ワンシチュエーションで暗転なく、気持ちも途切れることもなく50分があっという間!
笑いまくりで、のめりこみました!
役者さん5人が芸達者だから成立したのは言わずもがな、ナツメクニオさんの本が実に良い!
これ台本欲しかったなあ!!
わたしは冨田倶楽部お初でしたが常連さんが着いてるのも分かりましたね。
あー素直に楽しかったなあ!
ありがとうございました!!!
【おまけ】
戦の後
皆さんよく食べましたwww
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