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ハロウィン


ハロウィンの由来はキリスト教の祝日である「万聖節(All Saints' Day)」に起源があります。万聖節は11月1日で、キリスト教の聖人たちを追悼し、教会の祝日とされています。ハロウィンは、この万聖節の前日である10月31日の夜、つまり「All Hallows' Eve(万聖節前夜)」から由来しています。もともとはキリスト教の行事でしたが、中世ヨーロッパでケルトの収穫祭であるサムハイン(Samhain)と融合し、現在のようなお祭りや仮装を楽しむイベントとなりました。

ハロウィンイベントを開催している場所には、次のようなところがあります。

  • 東京ディズニーリゾート「ディズニー・ハロウィーン」

  • サンリオピューロランド

  • イマーシブ・フォート東京「#イマハロ」

  • TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA ~Halloween party 2024~

  • びわ湖大津館 ハロウィンフェスタ2024

  • Brick Or Treat

  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ハロウィーン・ホラー・ナイト

毎年秋口になると、日本でも盛り上がりを見せているイベントに「ハロウィン(ハロウィーン)」があります。しかし、毎年ハロウィンを楽しんでいても、「キャラクターのコスプレやおばけの仮装を行う日」という認識程度で、実際どのようなイベントなのかよくわかっていないという方も多いかもしれません。

■そもそもハロウィンとは?

ハロウィンは、アメリカや日本を始め、世界各地で親しまれているイベントのひとつです。日本では、ハロウィン風の装飾を行ったり、仮装やコスプレをしたりして楽しむ、秋の風物詩として定着しつつあります。

しかし、具体的にハロウィンとはどのようなお祭りなのでしょうか。ハロウィンの由来や仮装をする意味、装飾でかぼちゃがモチーフになっている理由などをご紹介します。

・ハロウィンの起源

ハロウィンの起源は、2000年以上昔の古代ケルト人までさかのぼります。古代ケルト人とは、アイルランドやスコットランドを始め、ヨーロッパの多くの地域に居住していた人々のことです。

古代ケルト人の宗教であるドルイド教では、10月31日に「サウィン祭」というお祭りを行っていました。サウィン祭は、ケルトにおいて1年の終わりである10月31日に収穫物を集めて盛大に行う、夏の終わりと冬の到来を告げるお祭りです。

その後、歴史の中で古代ケルトの文化はキリスト教文化に吸収されていきますが、10月31日をお祭りとする風習は残り続け、現在に伝わるハロウィンへと変化していきます。

もともと古代ケルトの宗教的なお祭りからスタートしたもので、キリスト教由来のイベントではないことから、キリスト教では宗教的な意味合いは持たないイベントのひとつとして扱われています。

ハロウィンは、発祥の地とされるアイルランドから多くの国に伝わっていますが、それぞれの国の文化と融合して独自の発展を遂げているのが特徴です。
アメリカでは世俗的なイベントとして親しまれていて、ハロウィンの日は家をホラー風に装飾してホームパーティーを開催したり、仮装をしたりして楽しんでいます。
近年日本で親しまれているハロウィンは、アメリカから伝わった楽しみ方です。

ハロウィンで仮装するのはなぜ?

ハロウィンの起源である古代ケルトでは、日本のお盆と同様に、10月31日は死後の世界との扉が開き、ご先祖様の霊が家族に会いに現世へ戻って来る日と考えられていました。
しかし、ご先祖様だけでなく、悪霊や悪さをする精霊なども一緒に現世に来てしまい、子どもを攫ったり人の魂を取ったりするともいわれていました。

そこで人々は、仮面を被ったり化粧をしたり、魔除けの焚き火を焚いたりして、悪さをする悪霊や精霊を驚かせて追い払っていたとされています。この風習がもとになり、ハロウィンの日に仮装する文化が生まれました。
また、仮装する目的は悪霊の仲間だと思わせ、災いから身を守るためという説もあります。

日本では、ハロウィンといえば仮装を楽しむイベントとしてのイメージが強く持たれています。魔女や悪魔、モンスターといった定番の仮装だけでなく、アニメや漫画、映画のキャラクター、芸能人などのコスプレをして楽しんでいる方が多く見られるのが特徴です。

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