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むじな2021 通巻第5号

2週間前に仙台に行ってきました。家族旅行です。

仙台はわたしが大学4年間を過ごした、大好きな街です。

今回の旅行では、大学の食堂、住んでいたアパート、よく通っていた道なども見てまわったので、懐かしくて楽しくて、2週間経つ今でも仙台のことを思っては気持ちがふわふわとしています。

仙台駅近くのアエルの丸善で、『むじな2021』を購入しました。(前に通販で購入しようとしてタイミングを逃していたのです。)

『むじな』は東北ゆかりの平成生まれのための俳句誌。ボリュームがあり、内容がちゃんとしていて、読み物として面白いです。

各人の俳句より好きだったものを。

人白くほたるの森へ溶けきれず  浅川芳直
春愁にエヴァンゲリオン完結す  一関なつみ
肉体の最奥のごと夏の杜  及川真梨子
宴とほく月の廊下にすれ違ふ  斉藤志歩
先に起きて枝豆の殻捨てておく  斉藤志歩
朝曇り国国算社体の日の  須藤結
故郷とは戻らぬところ犬ふぐり  千倉由穂
白菜の縮れて山羊の鼻にあり  吉沢美香

また、斉藤志歩さんのエッセイ「俳人の作りよう 〜人に俳句を勧める方法〜」がすごくよかったです。

わたしはいま斉藤志歩さんの俳句のオンライン教室「俳句のひみつきち」を受講中です。こちらの講座、めちゃくちゃ良いです。この講座から俳句をはじめられる人がこころから羨ましいです。


むじなに入りたいですが、わたしは平成生まれではないのでした……!

へこきむし平成生れにはなれず  千野千佳


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