俳号について
俳句のときに使うペンネームを「俳号(はいごう)」と言います。
わたしは本名をそのまま俳号にしています。韻を踏んだようなフルネームで気に入っています。
鷹羽狩行(たかはしゅぎょう)さんという、有名な俳人がいらっしゃいます。
鷹羽狩行という俳号は、敬愛する俳人の山口誓子(やまぐちせいし)にお願いしてつけてもらったそうです。
本名「高橋行雄(たかはしゆきお)」をもじって、「鷹羽狩行(たかはしゅぎょう)」
山口誓子の名付けのセンスにしびれます。
山口誓子自身も、本名は新比古(ちかひこ)。ちかひこ→誓ひ子→誓子(せいし)(まず本名がかっこいい)
もじり系の俳号に憧れてちょっと考えてみました。
千野千佳(ちのちか) → 十野十佳(じゅうのじゅうか)
‥‥もじれていないし、面白くもない。
そもそも4文字をもじるって難しいかもしれません。
そこで母の名前でやってみました。
藤田香代子(ふじたかよこ) → 富士鷹洋行(ふじたかようこう)
富士と鷹でおめでたいし、(鷹羽狩行さんからひっぱられているようにもみえますが)性別も変わって、いい感じです。大御所感があります。
母は俳句はやりませんが、いつかなにかの心変わりで俳句をやってみるとき、この俳号をあげようと思います。
たぶんいらないと言われるでしょうが。