若杉朋哉句集 『朋哉句集 三』
句会をご一緒しているご縁で、若杉朋哉さんから『朋哉句集 三』をいただきました。私家版の限定100部とのことで、貴重な1冊をいただきました。
『朋哉句集 二』と『朋哉句集 三』のあとがきがほぼ同じで、面白かったです。
特に好きな句(10句)。
初場所を映してゐたるロビーかな
雪靴の中の疲れのあたたかく ※
入学の列より一つ手を振れり
風車止まらんとして回りけり
草刈機右に左に腰ひねり
寝やうかと思うてすごす夜長かな
そのままに木の実の上に鞄置き ※
湯豆腐や割れし豆腐は飯にかけ
柔らかに耳をつぶして冬帽子
クリスマスまではいい子にするといふ ※
※ 原句は踊り字の表記