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セクトポクリットのコンゲツノハイク【2024年12月】 12句選

旅すれば京都は淋し轡虫/山口遼也(秋草)
夕顔の白を生みしはうすみどり/川本一葉(円虹)
遠き家に灯の入りまこと夕花野/山尾玉藻(火星)
いつまでも女盛りや菊人形 /坪井研治(銀漢)
にいにい蟬のむくろをノート綴じ目に置く/小澤實(澤)
山霧のあはひ太陽古鏡めく/奥坂まや(鷹俳句会)
さやけしや釣針はづす魚の口/大井さち子(鷹俳句会)
よろこびの声あげ竹の皮を脱ぐ/岩津必枝(たかんな)
眼鏡洗ひ目玉を洗ふ残暑かな/日野久子(南風)
水に色溶け出しさうな金魚かな/松村史基(ホトトギス)
しづけさに肉牛育つ炎天下/阪西敦子(ホトトギス)
青葡萄ステンボウルに映りあふ/鈴木牛後(雪華)

セクトポクリットのコンゲツノハイク(大好きなコーナー)が再開して嬉しい。
ありがとうございます。

こちらもいい句いっぱいで楽しいです。 ↓


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