移住という言葉に対する違和感
ここ最近、「移住」という言葉に違和感を感じるようになりました。
その気持ちは下記の記事を読んでからますます強くなっていて。
なんだろう、このもやもや感。
ということで、このもやもやをなんとか言語化したくてあれこれ考えてみました。
移住はゴールではない
人口が減っていく中、多くの地方自体で移住者獲得のための取り組みが進められています。
移住フェア、シンポジウム、説明会。
東京をはじめとする都市部各地で開催され、地域おこし協力隊の夫も例にもれず、かり出されています。
でもね、思うんですよ。
「移住」って「好き」の形の1つじゃないかって。
はじめから「移住」を迫るのではなくて、まずは関係性の構築からはじめて、「好き」の出口がたくさんあったらいいのになあと。
毎年冬になると、みかんが届く。
1年に1回、稲刈りに通う。
1年に1回、祭に行く。
夏休みに1回は、あそこの海で泳いで、あの温泉に入る。
そういったファンを育て、コミュニケーションを増やしていった先に移住があって、移住だけがゴール・最終的な結論ではないと思うのです。
移住以外にも、地域に暮らす人と外に暮らす人、双方が幸せを感じられる関係性ってもっとあるはず。
移住しやすい環境を整えることも大事だとは思うけれど、関係の多様性こそ用意すべきではないのかな、そんなことを考えています。
移住も大事だけど、暮らし続けたいまちに
加えてもう1つ。
移住ってベクトルが外の人に向いてると思うんですよ。
でも、今暮らしている人たちが、暮らし続けたいと思うまちにしていくことも同じくらい大切。それって結果的に、移住してくる人にとってもプラスになるんですよね。
地方創生関連の予算は、「移住」にフォーカスされがちですが・・・
私たちが今やっているノヤマカンパニーの活動も、自分たちが考える「暮らし続けたいまちづくり」の一環です。
これからも、自分の持ち場でコツコツと頑張っていきたいと思います。
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