たけおの物語#らんまん
朝ドラ、「らんまん」を見ている。牧野富太郎こと、牧野万太郎の物語なんだけど、相棒のたけおがテレビに映るたび、彼の存在が気になってやまない。たけおは万太郎の実家、峰屋(酒屋)の番頭の息子で、小さい頃から万太郎のあれこれをサポートしてきた。万太郎が植物の勉強をしに高知から東京へ行くと決めた時も、峰屋に残るか一緒に行くかを自分で決めてええといわれたのに、万太郎と一緒に行くことを選んだ。
ある場面では、東京へ行こうとする万太郎に対して、「若は峰屋(自分たち)を見捨てるがですか?」と問うていたのに、そして、たけお自身は万太郎の姉である綾のことが好きなのに、どうして万太郎と一緒に東京へ行くことにしたのか、その真意は分からない。でも、だからこそ、たけおらしいと思う気持ちもある。
たけおのように誰かを支えることを目的とする生き方は、特別なのだろうか?
この時代ならではの生き方なのだろうか?
たけおの生き方を見ていると、ある人のことを思い出す。その人は、パートナーと一緒に運営するゲストハウスの、おかみ的存在の人だった。旦那さんは大きな目標に向かってゲストハウスを運営したり、やりたいことに取り組んでいるように見えた。
そんな旦那さんのそばにいるおかみさんは、「あなたがやりたいことは何なの?」と尋ねられることが多かったらしい。そして、そうやって尋ねられることがプレッシャーで苦しかったと話していた。まるで、何かやりたいこと(目的)を持つ必要があると迫られているように。
いろんな人がいる。
自分自身のやりたいことをやって生きる人もいれば、誰かがやりたいことを応援する方がしっくりくる人もいる。やりたいことをやる側か、応援する側かも、人生の局面によって入れ替わったりする。
山口さんのnoteにも書かれていた、リーダーに対する考察にもつながるのだけど、今はサポートする人、フォロワーという生き方が理解されづらい状況があるように感じている。
夢ややりたいことがある人がかっこよくて、フォローする方が得意な人にも、夢ややりたいことを迫る世界。できることや得意なことは違うのに、そんな世界は息苦しい。
フォロワーがいないと、リーダーになれないように、
夢組とその夢を応援する叶え組がいるように、
フォロワーや叶え組が生きやすい世の中になるといいなと考えている。
これから、たけおがどんな物語を歩んでいくくかがとても楽しみだ。
\読んでくれてありがとうございます!/ 頂いたサポートは地域の中で使い、ご縁をぐるぐる回していきたいと思います。