Baseball referenceのデータを用いて,ドジャースの野手の2024年シーズン8月10日時点でのWPA関連のデータを見てみた.
WPA,WPA/LIはチーム内でダントツに高いが,Clutchがかなり悪いことが分かる.
大谷はトータルでの勝利の貢献度はチーム内で最も高いのだが,チャンス場面(プレッシャーのかかる場面)に限ると明白に普段のパフォーマンスが発揮できていないということなので,ファンが見ていて勝負弱いすなわちチャンスに弱いと見えるのは当然と言える.ジャッジもClutchは−1.9となっているので,本塁打王をとるような打者には普通の現象なのかもしれない.ちなみに,WPAが上位10位以内でClutchが比較的良好なのは,ニモ:2.0,プロファー:1.7,マルテ:0.1,オズナ:0,ソト:−0.2である.
ポストシーズンでの活躍を期待したい大谷にはタイムリー,犠牲フライでの打点稼ぎを願いたい