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人間失格 太宰治

権力、利権、お金、様々なものが絡み、人として過ちを犯す。
逮捕されない、裁かれない、やりたい放題である。
酷い時代になった。
はるか昔、とことん道義を見つめ、人としての未完を激しく内省する男がいた。太宰治である。
醜いことが美しい。美しいことが醜い。その作品の影には、プリズムで自分を見つめる太宰の眼が覗いている。
本を開くと、その太宰の眼がじっとこちらを見ている。

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