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転職する、今思うこと#12

2024年3月、私は2016年に新卒で入社し、8年間勤務した会社を辞め、転職をする。現在、有給消化期間中である。

最終出社日を終えた今思うことは、「意外とこんなものなんだな」である。退職が決まった今周りは結構ドライだ。よく考えてみれば、それはそうだ。組織に残る人間は、残る人間を一番に考え大事にする。去る人間のことを考えている暇はない。というか考える必要もあまりない。寂しい気もするが、そんなものだ。

(※訂正:そんなことはなかった。次の日、暖かく見送ってくれて、忙しい中時間をつくってわざわざ遠方からきてくれたりメッセージくれたり、楽しい時間を過ごした。笑 、、泣)

「今の会社を辞めても良いのだろうか?」「仕事は見つかるのだろうか?」
「転職して給料は下がらないだろうか?」そんな不安を抱えていながら、何も行動を起こせていないのであれば、まずは求人をみてみたら良い。想像しているより仕事はある。おそらく抱えている不安の大半は実現しない。悩みを抱えていて行動ができていないようであれば、ぜひ読んでほしい。何かのきっかけになれば。

ちなみに、私は29歳 男性、スクール事業を展開する企業で企業向けにスキル研修を提供する部署に所属。そこで、カスタマーサクセスとしての役割を担っていた。転職後の会社ではSaaS業界でカスタマーサクセスをする予定だ。

20代のキャリア形成のうえで、特に参考にしていた書籍は以下の2点だ。
・このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法
・転職と副業のかけ算
上記2冊は転職をしなくても自律的にキャリアを形成するための考え方として一度読んでみることをおススメする。仕事観が変わると思う。

私の転職の進め方は以下の通りだ。
エージェント登録 → 面談 → 自己分析・職務経歴書作成(応募) → 退職相談#1 → 自己PR作成 → 面接 → 退職相談#2 → 引継ぎ → 退職挨拶 計_約1ヵ月半

転職活動を終えてからというのがセオリーだと思うが、自分の場合は、転職活動を本格的にはじめる前に退職相談をした。引き継ぎが難航すると思っていたことと、繁忙期に差し掛かる前に意向は伝えた方が良いと思った。また、業界や行きたい企業に求めたいものであったり、自分が貢献できそうなことは整理できていたので短期間であっても決まるという謎の自信もあった。

1.エージェント登録
 私の場合は、リクルートエージェントに登録をした。求人数も多くアプリが使いやすかったからだ。また、Openworkも登録をしていた。スコアや口コミが参考になるし、リクルートエージェントには掲載されていない求人などがでている。カジュアル面談は何社か受けた。

2.自己分析&職務経歴書
 自己分析。ここにはそこそこ時間をかけた。変に盛ってしまったり、本音と向き合えないとミスマッチを起こす。「自分では頑張ったつもりはないのに、褒められたこと」を思い出しながら強みを列挙していった。最初は思いつかなかったので、毎日10個ずつぐらい箇条書きで書き出してみてあとから文章にしていた。職務経歴書の書き方は「転職な副業のかけ算」を参考にした。自分を「商品」として捉えることが大事だ。noteでも転職と副業のかけ算の著者motoさんが作った職務経歴書のサンプルがあるので購入することをオススメする。

3.面接
 私の場合は「本音で話すこと。」を重要視して面接を行った。多少人事担当者によって話し方や話すポイントを変えたりはしたが、普段から人事担当者がカウンターパートであったのでそこは苦にならなかった。主に2つのことを伝えながら面接を行った。

●1.長期的に見て年収を伸ばしていきたいということ
年収は、技術資産、人的資産、そして業界の生産性によって決まる。凡人の自分は生産性が比較的高い業界にピボットすることで年収を上げようと思ったので、そこは率直に伝えた。

① 技術資産(専門性と経験):大手顧客の担当やDX部門のカスタマーサクセス職経験、未経験領域でのプロジェクトリーダー経験、教育業界での経験、チームリーダーなど。
② 人的資産(人脈):教育事業および人材コンサルグループの関係者。取引先の関係者(大手企業人事担当者)の方々。
③ 業界の生産性:教育業界。人材サービス。
→ ①を軸として③をより生産性の高い業界にピボットすることで年収を長期的に伸ばしていきたいと思った。

●2.カスタマーサクセス職の魅力を追求したいということ。
これまで、企業のDXを研修サービスを通じて支援してきた。優れたシステムやツールを導入しても最終的な成果の良し悪しは人にかかっている。デジタルへの苦手意識を持つ方々が多くいる組織ではその実行も難しくなるため、デジタルへの苦手意識を研修を通じて払拭し、企業のDX推進をしてきた。ですが、支援を通じて、育成だけでなく、デジタルに苦手意識を抱く人々に寄り添ったシステムやツールの開発も同時に必要だと感じた。そのため、転職先ではデジタルに苦手意識を持つ方々を主に対象としていて、プロダクトの早期改善やアップデートを行うことを必要としているカスタマーサクセスの組織で活躍したいと考えた。

自分の場合は上記のようなことを伝えたが、
総じて転職活動を通じて大事だなと感じたことは、「今、目の前の環境をどうやって良くしようとしてきたか」「その経験をどう活かして会社に貢献できるか」を自分の言葉で語れるかどうかこの2点に尽きると感じた。

3.退職相談
一番大変だった。「上長→部長→CA(人事部)→社長」と面談をした。

何が大変だったかというと、恩のある方々に「辞めます」と伝えることはやっぱり辛い。決めてしまったので、割り切ってやるしかない。気を付けたことは、繁忙期を外して早め早めに伝えることだ。なので、私の場合は、転職活動を本格的に始める前に退職の意向は伝えた。もちろん、次が決まっていない中で退職をすることに対して心配はされたが、ここまで経験積んできたならどうにかなる。でも、やっぱり次が決まっていないとだったらもう少し働こうよとなるので、曖昧にせず確認をこまめに取りながら進めていくことが大事だ。

4.引き継ぎ
3.が難航したため、転職先にも入社時期について相談をした。当初は2月入社予定だったところを3月入社に変更してもらった。8年勤めた会社なので、しっかり引き継いできてくださいと言ってくださり大変助かった。(※企業の状況によっては変更が効かない場合もあるので、オファー面談等でしっかりすり合わせた方が良い)

やったこと
●1.退職スケジュール作成
 組織内告知→内部案件引き継ぎmtg
 →顧客引き継ぎmtg→最終出社日決定

・引き継ぎチェックリスト作成
 「〇〇さんから共有受けてない!」となるべくあとからならないようにこのページ見たらわかるということをまとめておく。また、そこにいつ伝えたのかチェックリストを設けておき、後任と相互確認をとりながらすすめていくこと。ここでやって気がついたことは、後任に主体性もってもらうことが大事。そのためにやったことは①必ずタスクをひとつ渡してやってみてもらうこと②絶対に1on1などで引き継ぎしない案件(社内)関係者がいるなかで引き継ぎをしてコミュケーションをつなげておくこと
①をやると必ず追加で質問がでてきて解像度高く引き継ぎを行えるため②ギリギリまで本人に聞こうという状態消すため「今日この場から〇〇さん主でお願いします。〇日まではもちろんサポートします。」というスタンスを明確にすることが大切だと思う。

※それでもおそらくでてきてしまうものだと思うが、可能な限り潰しておくことが大事

●2.オーナー権限移動
 スプレッド・フォームやチャットスペースなど自身が作成したものは内部案件mtg後後任にうつした

●3.資料確認
 基本は組織のクラウドに保存していたので、問題なかったがローカルに保管しているファイルは全てアップしローカルにはファイルを一切残さないようにした

3.メルマガ停止
 エイリアス設定されたあと後任(上司)にメールが飛ぶようになるので迷惑かからなきよう全て停止した

4.有休消化期間中の過ごし方
 まず、意識したこと。生活リズムは絶対に崩さない。早く起きて寝る。だらだらせず平日は何かしら予定をいれる。
<やったこと>
・転職先より宿題をもらってやる
・転職先より課題図書をもらって読む
・今まで見てこなかったコンテンツ(映画・本)を見る
・今まで会えなかった人とご飯の予定を入れる
・旅行にいく
 └シンガポールに支社があるので、シンガポールに行くことにした。
  ※転職先に相談したところ、シンガポール支社長とお会いできること
   楽しみ

以上がやったことである。とりあえず忘れる前にまとめたものなので、
コメント欄などで質問や要望があれば答えていきたいし、必要に応じて記事も編集をしたいと思う

ここまでお読みいただいた方ありがとうございました
「Salesforceのコンサルタント向けの資格」「宅建士」の資格を2024年にとろうと思っています。それぞれ20,000円、7,000円の受験料の資格です。

もし応援していただける方いらっしゃいましたら「サポート」など頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。



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