救急対応、一から十まで
救急外来では1人の患者さんへの対応をはじめて一から十までさせてもらった。といっても研修医2年目の先生に手取り足取り教えてもらいながら。
問診も身体診察もオーダーも鑑別も、まだ慣れていないけどこれからどんどんやっていこう。今が一番伸びる時期!
今日の学び
狭心症の心電図所見
ST低下、陰性T波
心電図に異常な所見が見られたときは、従来の心電図と比較する。患者・看護師から病歴も詳しく聞く。
不安定狭心症やACSなら緊急で紹介する。緊急性があるのかないのかの判断も大事。
腹痛があるなら消化器疾患も考える → 胸腹部CT、血液検査
☆労作性狭心症の治療
発作時:硝酸薬(ニトログリセリン)舌下投与
非発作時:硝酸薬、Ca拮抗薬、β遮断薬、スタチン、アスピリン
バイタルが安定してからPCI、CABG
☆冠攣縮性狭心症の治療
発作時:硝酸薬(ニトログリセリン)舌下投与
予防:Ca拮抗薬、スタチン
▲禁忌:β遮断薬
失神について
原因として最も多いのは 起立性低血圧(神経調節性失神)
見逃したらいけないのは 不整脈 と 上部消化管出血によるショック
急性副鼻腔炎
初期はウイルス性が多い。
経過が長かったり痛みが強い場合は細菌性を疑う。
細菌性副鼻腔炎の起因菌は①肺炎球菌、②インフルエンザ菌、③モラキセラ
AMPC/SBT スルバシリン®:点滴
AMPC/CVL オーグメンチン®:内服(サワシリン®と一緒に)