便利と不便
現代はとても便利な世の中です。地球の歴史をみると世の中の便利さは進歩し、歴史が始まって以来、最高に不便のない状態です。
キャンプをして考えたことは、不便だなあということ。
不便なのになぜキャンプをしたくなるんだろう。
人は住居の中で暮らしています。
快適な温度で、雨風をしのぐことができる。
いっぽうキャンプでは、料理をするときは屋外。
寒くても暑くても外で料理をします。
寝るときはテントの中に入りますが、断熱機能もないため寒かったり暑かったり。
また、家では裸になって、きれいな浴室でお風呂に入ることができますが、キャンプでは汚いシャワーを使うか、シャワーを我慢するか。
もしくは、五右衛門風呂を体験できる魅力的なキャンプ場があるかもしれませんが、便利さにおいては圧倒的に家に劣ります。
しかし、キャンプで使う道具によって便利さの度合いを上げることができます。
例えば、高いテントを買えば軽くて設営が簡単だったり、高価なキャンプ用イスを買えば背もたれがありしっかりしているのに軽いという高機能が得られます。
ただし、いくら便利さが増すといってもそれはある一定の範囲内。
どうしても自宅の快適さ・便利さには及びません。
どうして人はキャンプをしたくなるのでしょうか。
不便で手間のかかる生活をすることによって余計なことを考えなくていいから?
ということは、普段考えていることは本来は考える必要のないことなのかもしれません。
仕事がうまくいかないとか、勉強しなきゃとか、あの人に連絡を返さなきゃとか、考えずにいたほうが人生楽しいですよね。
自然の中で食べる料理はおいしいから?
家で食べるよりも何でもおいしく感じるんですよね。不思議です。
直火だからかな。
もしかしたらおいしいのかおいしくないのかは主観的なとらえ方が大きいのかもしれません。