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説得の3層構造:GLOBIS学び放題で文章を鍛える(19)

説得の3層構造とは

仕事の上では、相手と交渉や説得しなくてはならない場合もあります。相手に理解してもらい、少しでも気持ちよくポジティブに同意する方向に導くことのできる方法の1つが「説得の3層構造」です。
説得に必要な「感情」「規範」「利得」の3つの要素を踏まえて、順番に進めていくことで合理的に説得し、納得してもらえる可能性が高まります。

詳細は下記リンク先で学ぶことができます。
説得の3層構造 ~相手の感情に配慮し合理的に説得する~ | GLOBIS 学び放題

もう少し詳しく・個人的留意点

人は感情の生き物であり、合理性だけでは片付かない物事がたくさんあります。「愛着」「ファン心理」だけではなく、「従来品や自分が使用している物との親和性や互換性」等、シンプルに運ばないことは色々ありますよね。
スタンスとしては、「説得のテーブルにつかせる」のではなく、自分が「相手と同じテーブルについて その感情で一度眺めてみる」ことが大切じゃないかと思います。

自由記述問題

あなたの職場では、テクノロジーによる社内業務の生産性向上策として、現在はエクセルの手作業で行っている販売統計業務をシステム化することになりました。それにより、業務必要人員が2人から1人になります。浮いた1人は、部署異動で別の仕事をしてもらう必要があります。あなたが異動対象となった人を説得する際、感情面ではどのような点に配慮しますか。

回答(344/500文字)

  1. 過去
     これまでの業務実績に感謝することで相手との信頼関係を確認する。
    2 現状
    2-1. 本人
     今の業務についての進展性、自身の成長ができるかどうかを振り返ってもらう。
    2-2. 社会
     ルーチン業務はDX、システム化、合理化に進んでいることを理解してもらう。
    2-3. 会社
     当社も生産性向上策として統計業務をシステム化することになることを説明する。

  2. 将来
    3-1. 異動者
     人にしかできない業務があり、その業務を担当することで会社を支えてほしい旨説明する。
     業務開始にあたって必要となるスキル修得は会社が支援し、それは当社だけではなく社会一般に通用するレベルとしてもスキルアップできることを説明する。
     そのスキルによって昇給・昇格の可能性もあることを示唆する。

AI回答(改善部分)

もう少し具体的な事例や具体的な説得方法を挙げることで、より説得力を高めることができるかもしれません。例えば、具体的なスキルや業務内容の詳細、成功事例などを挙げることで相手にイメージしやすくなるでしょう。

振り返り

個人的には、社会人に対しては説得という行為自体をなるべく回避したいと考えています。
自律的な行動を基本として、今のままでは何等かの不具合や問題が発生するかもしれないということに、本人が気付く。そのうえで一緒に進む方向性を見出していくことができればよいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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