ワーク・エンゲイジメント:GLOBIS学び放題で文章を鍛える(16)
ワーク・エンゲイジメントとは
働く人にとっての「働きがい」の指標の1つ。
活力、熱意、没頭の3つの要素から構成される概念で、一言でいうと;
・活力:仕事をする高いエネルギーや心理的回復力
・熱意:仕事に対する誇り、積極的な関与
・没頭:仕事への集中、没頭
が継続するということです。詳細は下記リンク先で20分程度でまとめられています。
ワーク・エンゲイジメント ~仕事と人生に充実感を持てる新しい働き方を考える~ | GLOBIS 学び放題
また、厚労省の「令和元年版 労働経済の分析」という白書の中でも述べられています。(第Ⅱ部 第三章 第一節 ワークエンゲイジメントに着目した「働きがい」をめぐる現状について)
令和元年版 労働経済の分析 -人手不足の下での「働き方」をめぐる課題について-|厚生労働省
もう少し詳しく・個人的留意点
グロービスでは、関連する他の概念との整理のため、縦軸に活動水準、横軸に仕事への態度・認知 を挙げて4つに分類しています。そのうえで、それぞれの対応を示しています。
しかし、ビジネスにおいてはアウトプットとそのためのスキルも必要です。いくら一生懸命であってもお客様や会社にとってポジティブなアウトプットもしくは経緯がなければ、本人の活動としていくら活発ではあっても職場や会社として、その活動は評価されません。社会の変化とともに評価基準も変化することがあります。必要なスキルも変化します。
変化に対応し、アウトプットを意識したうえで、ワーク・エンゲイジメントを高める必要があると考えます。
自由記述問題
近年の職場では、従来までの働き方に加え、テレワークやハイブリッドワーク、または様々な就業形態といった多様な働き方が見られるようになってきました。こうした多様な働き方を踏まえながらワーク・エンゲイジメントを高めていくためには、どのような点に留意していけば良いでしょうか?あなたが所属する組織で、個人でできること、または上司(リーダー)としてできること、の側面から具体的に記載してみましょう。
回答(490/500文字)
まず一人ひとりの活動水準と仕事への態度・認知がどのレベルにあるのかを確認するとともに、アウトプット(スキル)にも注目する必要があります。いくらワーク・エンゲイジメントが高くても、アウトプットが思ったように出ないのであれば継続できません。
ワーク・エンゲイジメントが高い場合:現在どのようなスキルがあるか?また本人がそのスキルに合った業務を希望するのか?それとも現在の業務のスキルを伸ばしたいのかを確認の上、本人の希望に沿って必要に応じた対応(スキルを伸ばすならトレーニング)を一緒に検討する。
バーンアウトの場合:いつ燃え尽きたのか?そもそも一度も燃えていないのかを確認の上、一旦自分の業務の振り返りをしてもらう。今の仕事に対して何があれば(あるいはなければ)満足度が向上するのかを、本人、場合によっては一緒に考えて対応する。言語化することにより具体的な対応ができるし、言語化できない場合は一緒に考えることだけでも心の支えになることができる。
職務満足感の場合や、ワーカホリズムの場合も、同様に 本人に現状を振り返ってもらい、さらに一緒にそれを考え、対応することが大切と考える。
AIコメント(改善部分)
回答がもう少し具体性を持つとさらに良いでしょう。例えば、具体的な事例や成功体験を交えることで、より説得力のある回答になるかもしれません。次回の回答では、具体性を意識してみてください。
振り返り
自分自身としては、「何か新しいこと」を探し求めることで、それを焚き付けにして熱意をもって仕事をしています。以前の成功体験が今通用するとは限りません。事例はともすると陳腐化します。自分なりの普遍的な考え方をしっかりと持ち、ぶれないようにしていきたいと(考え方が変わる場合も、もちろん想定します)思います。
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