OATHの法則:GLOBIS学び放題で文章を鍛える(11)
OATHの法則とは
顧客の物品を購入するときの 態度変容プロセス関するフレームワークの1つ。顧客の問題意識に沿って、顧客は4つのステージに分かれるという法則です。 態度変容プロセスとしては、AIDA, AIDMAが有名です。しかし こと「仕事で使う道具」においては困っていることに問題意識をもたせる(気づかせる)ことからはじます。もっと「便利、安全、早く」等といった困りごと/解決したい問題(状況)に応じて売る側が効果的なアクション、プロモーションをかけることで販売に結び付ける(=戦略立案のヒントにする)ことができます。
OATHの法則 ~顧客の問題意識をプロモーションに活かす~ | GLOBIS 学び放題
もう少し詳しく・個人的留意点
物やサービスは、新規に切り替わっていく場合と、並行して両方が受け入れられる場合があります。
例えば「記録する」ことは以前は紙への筆記でしたが、筆記する道具は鉛筆、ペン、ボールペン等と選択肢は広がっています。一方で、電子媒体(パソコンやスマホ)に記録できるようになると、「記録する」方法そのものの選択肢が広がりますが、
従来の記録媒体(紙による記録)の全体量は減少しますが、紙の質は今でも向上しています。紙への記録もペンは少数派でしょうが、ボールペンによる記録は今後も生き残り、更なる進化が期待できます。
これらは、顧客とメーカーの物に対する拘りが双方を育てていると考えられます。拘らなければ「書ければ何でもよい」になってしまいます。メーカーはお客様に刺さる情報が何かを探り、今使っている物とは何がどうして違うのか、その喜びが伝わるよう努力し、顧客(ユーザー)もその違いに驚くだけの感性があることで、その世界が豊かになると考えます。
自由記述問題
自社の(またはあなたがよく知る)商品・サービスを例として、OAの顧客層またはTHの顧客層を思い浮かべて、いずれかの顧客層に対してマーケティング上どのようなプロモーションを行えばよいかを書き出してみましょう。
回答(491/500文字)
対象顧客:関東地方平野部で車検を行う修理工場に来るエンドユーザー(販売先は修理工場)
商品:オールシーズンタイヤ
車検時にはタイヤの溝が一定深さが必要であり、摩耗したタイヤでは車検が通らない。
タイヤにこだわらない人であれば、車検時まで気づかないことが多い。(こだわる人はそれ以前に専門店で吟味して購入する。)
そこで、車検と同時であればオールシーズンタイヤを安価に購入できるようにするプロモーションを行う。これにより顧客満足度も高まり、売上も向上すると考える。
さらに、購入促進のため、夏タイヤとのウェット路面での比較と、冬タイヤとの積雪路面での比較の2つの制動比較動画を流せば、顧客も納得して購入する可能性が高まる。
オールシーズンタイヤは夏タイヤ、冬タイヤより2割ほど高額とはなるが、夏/冬のタイヤ履き替えが不要となり、トータルコストでは安価となる。(タイヤ履き替えを2年(4回)行うことで元がとれる。寿命4年(4万km)以上、一般ユーザー(1万km/年)とした場合。)また、冬タイヤを持たないユーザーは降雪時にタイヤチェーンをまく作業が必要であるが、それも不要で便利になる。
AIコメント(改善部分)
改善点としては、提案内容をもう少し具体的に展開することが挙げられます。例えば、どのようなメディアで動画を配信するかや、プロモーションの期間や費用に関する具体的な情報を加えるとさらに具体性が増し、説得力が増すでしょう。
振り返り
街の車検屋だと、現状ではFBやインスタグラムが手一杯だろうし、それすらないところもほとんどですね。 ちょっと前は個人の修理工場だったのに、気づいたらチェーン店の看板を出していたりしている店も見かけます。だんだんと自由度が減ってきているかもしれません。
現状を打破するためには、個人(商店や工場)も、できる範囲で新しい手法を打ち出して、新規顧客をとりこんでほしいと思います。
ちなみに、私はディーラー車検。点検時期がタイヤ交換時期と重なっていることから、夏冬履き替え派です。 タイヤは、タイヤ屋さんでしっかり選んで、夏は静粛性のある物を履いています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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