私の人生なんなの?第1話

私は、田舎の島に生まれた。
物心着く前から、父に暴力を振るわれていた。
そのせいで、男や人間が嫌いになり、
人と話すことが出来なくなっていた。

そんな中、私は小学一年生になった。
私のクラスは、私を含めて5人だ。
これから楽しいことが待っている!なんて呑気なことを考えていた。

しかし、小学四年生の女子にいじめを受けるようになった。
理由は私の兄が、その女子と同じクラスだったからというもの。
兄は、とても心優しい人間だった。

その優しさにつけ込んだいじめだった。
          《何をしても許してもらえる》

花壇のドロを固めたものを顔に投げられ、ノートには「〇ね」の文字。
靴はなくなり、筆箱も消え、更には机にまで色々書かれている。

そのことを母に伝えると、「我慢しろ」「お母さんも学生の時いじめを受けていた、耐えていたんだ」と。

そんなこと聞きたいわけじゃない。

沢山の人が私をいじめるようになり、次第に私の妹にも手を出すようになっていた。

私は、妹や兄に手を出す人全てが憎かった。
自分が幸せじゃないから人に手を出していいのか。
あの頃、いじめる側の心をケアしてあげるべきだと判断できていたなら、こんな事にはならなかった。

だから、自分が変わるしかない  そう思った。

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