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2024年4月の日記


4月1日
キャラクターの誕生日を祝うって、今までの人生でありそうでなかった経験。彼の魅力はたくさんあるけれど、「も ええわ、いったれ」の精神は、優柔不断の私が尊敬し見習っているところ。迷った時は心の中で彼を呼び出し「も ええわ、いったれ」と言ってもらっている。

4月2日
仕事がひと段落したのを見計らって近づいて来た先輩が、スマホのカメラロールに入った写真をたくさん見せてくれた。早朝の桜や道端のたんぽぽとつくし。もうこんなに春めいているんですね、と呟いたらなんだか嬉しそうだった。

4月3日
1日雨、意を決して引きこもる。

4月4日
誕生日を迎えたばかりの小さなあの子に向けた絵本とブックカバーを買い、そのまま本屋近くの喫茶店へ。ブックカバーを文庫本に付け替えて、オムレツサンドが来るまでの間読み耽る。
ソースとケチャップとからしマヨネーズが効いたオムレツサンド。タマゴというには分厚すぎる、フォークで食べるタイプのやつ。

4月5日

4月6日
今年最初で最後の花見。お弁当を広げ、みんなでワイワイ言いながら過ごす時間の穏やかさ。小さなあの子は絵本を気に入ってくれ、夢中で読んでくれた。ぎゅっと握ってくれた小さな手、私にむけてくれる拍手のかわいいこと。

4月7日
八橋のチョコレート、抹茶のクランチチョコ、フルーツのたっぷり乗ったタルト、りんごが丸ごと入ったアップルパイ、焼きたてフィナンシェ…とにかく甘いものを沢山貰い全てその場で胃に収める。

4月8日
4時間盛大に昼寝したのち、2時間起きて、6時間寝る。

4月9日
仕事で我ながらファインプレーをかまし、あなたなしでは生きていけないと、プロポーズのようなお褒めの言葉を頂戴する。

4月10日
大好きな友人を連れ、カラオケ行こ!4回目。友人は原作未読の初鑑賞。観終わった後、この続きが観たい…というので、ファミレス行こ。という漫画がありまして…という話をしたら目を輝かせて驚いていた。「え、続編ってどういう話?」「大学生になった聡実くんが主人公」「え!狂児は?」「出てきます」「買います」←このスピード感が大好き。

4月11日
母親が出勤前に家用のメガネを探していて、「またメガネ探しておくわ」と言った瞬間に見つけ、「あたたたたた」とケンシロウのようになった。あった、と言いたかった。

4月12日
春の写真を沢山見せてくれた先輩が、また桜を見に行こうか、このまま帰ろうか、、と迷っていたので、行っちゃえよー!とそそのかす。花が落ちてしまっていることを心配したが、数時間後送られて来た写真にはピンク色の花びらが枝に沢山残っていてほっとした。

4月13日
少し早い電車に乗って、職場に行く前に本屋に寄れる幸せ。何度来てもぐるぐると迷子になる、でもそこが好きな広い本屋。お目当ての本がずらっと平積みされている光景に圧倒されながら一冊手に取った。

4月14日
日曜のおやつどきに流れる穏やかな時間を噛み締めながらモンブランパフェをつつく。どれだけ食べてもお腹が減るので、オムレツの乗ったフランスパンも食べた。

4月15日
職場の先輩に、スクリーンショットを添付してシステムエラーを報告した。数時間後、修正しましたとの報告と共に、添付されたスクショのデータ名が「できました.png」で、声に出して笑ってしまった。

4月16日
名前付きのコアラのマーチで同級生の名前が出たので写真に撮っておいたら、夢に別の同級生が出て来た。

4月17日
生まれて初めてピアスを開けた。
いざ開けるとなると緊張して億劫になり、家から出るのにだいぶ勇気がいった。ランジャタイのポッドキャストを聴きながら病院へ。ひとりでくつくつ笑いながら向かうとだいぶ気分がほぐれたものの、平日とはいえ少し混み合った病院の待合室は一気に緊張をぶり返すのに十分過ぎる環境だった。問診票と同意書を書き、赤のペンで左の軟骨に印を書いたあと、壁にあるポスターもテレビもスマホも何も見る気になれず、ただ自分で自分の手を握って待っていた。
案内してくれた看護師さんは自分と同世代くらいの女性の方で、診察室ではなく、少し入り組んだところにある、自分が座る椅子だけがあるこぢんまりとした個室に連れて行かれた。ファーストピアスですか、と確認した後、アフターケアについて丁寧に説明していただく。そのあと、マグネットピアスをつけてもらって最終の位置を確認する。緊張しますよね、と2回くらい言われたので、多分分かりやすく緊張していたのだと思う。
麻酔をして針で開けられると思っていたらピアスガンが出て来て、内心少し動揺する。え、麻酔ないのか…と思っている間に、少し大きな音がしますが、すぐ終わりますから、と言われ、耳にピアスガンをあてがわれ、緊張がピークに。体が強張るのがわかった。個室の中にはシミ取りとかそういう広告が貼ってあった気がするけど中身が全く入ってこない。ただまっすぐ前を見ることに意識を集中させていたら、「3、2、」とカウントダウンがはじまる。え、まって、そういう感じ、と焦りが止まらないが腹を決めるしかない。「1」のあと、パン!とクラッカーのような音が聞こえた。あまりにも一瞬。そのあと、じわ、と鈍い痛みが広がる。採血直後くらいの痛み。鏡を見ると自分の耳に確かに小さな石がついている。まず無事に開いたことに少し安堵。
このあとどんどん痛くなるのかな、と考えていると、ごめんなさい!綺麗に開いているんですが、キャッチがなかなか入らなくて!ごめんなさい!痛くないですか!と耳を触りながら何度も声をかけてくる看護師さん。それがなんだか滑稽で、思わずへへ、と笑ってしまった。結局先輩看護師さんが駆けつけ、キャッチ取り付け完了。この頃には痛みも少し引いていた。すごく可愛い、いいですね、可愛いです、などと何度も声に出して言っていただいて、ピアスに関しては、事務的に済まされるよりこういう親身な対応をありがたく思った。キャッチが本当に硬いピアスを選んだらしく、セカンドピアスを付け替える時も、有料ですがお越しいただいたら変えますので、と言われ、有料でもお願いしたいです、と思った。まあ、またその時考えるか。もっと感謝の言葉なんかを伝えたかったけど、ありがとうございます、と思ったより痛くなかったです、でその場は精一杯だった。
恐る恐るマスクをつけ、お金を払い、恐る恐るワイヤレスイヤホンをつけ、病院を後にする。リリースされたばかりのクリープハイプ「喉仏」を再生し、イントロで外への自動ドアが開いた瞬間、ああ、変わったな、と思った。
帰り道、喉仏の他にしょうもなや四季や栞を聴いて帰る。ピアスを開けようかどうしようかという、長年心の奥底にあった、ここ最近はだいぶ表面化していた悩みから、ついに解放された。もう私は開けたんだ、と思うと無条件に大丈夫な気がして来て、上り坂を歩きながら、クリープハイプを聴きながら涙が溢れた。
これから、少なくとも数ヶ月は、肌身離さずずっと耳についているもの。所詮穴であり傷でもあるけど、自分にとってのお守りのような存在。開けようと決心したときの感情からまるごと、ずっと大切にしたい、この穴とうまく付き合っていきたいと思う。

4月18日
カネコアヤノの新曲が解禁された。私は幸せ、大丈夫だと言い張っているようにも、大丈夫だと強がっているようにも聴こえた。カネコアヤノのおかげでまっすぐ立っていられる日があって、そんな日に支えてくれるような曲がまた増えて嬉しい。

4月19日
パソコン入力中に凡ミスをし「404 not found」が現れてニヤリとする。きっともう解禁されているだろう、と思いながらなんとか仕事をひと段落して、お昼前にスマホを開くと“MIU404チーム参戦”のニュースが溢れていた。居ても立っても居られなくなり、早めに残りの仕事を片付けて、家に帰って久しぶりに1話を見た。ニカ!という音が聞こえそうなほど無邪気に笑う伊吹を見て、何だか涙がぽろぽろ溢れた。大好きなメンバーが映画館のスクリーンで観れるのが嬉しい。何が何でも観に行きたい。

4月20日
ハンコ産業革命

4月21日
今年1番はやい誕生日プレゼントをもらう。

4月22日
THE BAWDIESアルバムリリース日。ずっと変わらず曲を作り続けていること、ライブをし続けていること。当たり前に見えて当たり前じゃないことを、色んなアーティストを観て知った。きょう記念の生配信ライブを観て、新しいライブをまた観れて嬉しい。観客と同じ位置にいるカメラからの映像に心が躍った。本当に月並みな感想しか出てこない。はやくライブに行きたい。

4月23日
長年かわいいな〜と思っている女の子と使っているリップが同じことが判明し、ニヤニヤしてしまう。愛用品のCMに好きな人が抜擢されるって嬉しい。

4月24日
教会に行くような気持ちで大学の研究室へ。卒業式の日ぶりに訪れた。
恩師は、暗い森の中で草を掻き分けて進んでいるような時に、ランプ片手にこっちにも道あるよ、と教えてくれるような存在。
今日かけてもらえた言葉を何度も自分の中で反芻する。次に会う時、少しでも道を進んでいたい。

4月25日
THE BAWDIESのアルバムをぶっ通しで聴いてから1日を始める。まっさらで空っぽの状態。

4月26日

4月27日
母とすきなカフェでお茶をする。いちじくとカスタードのタルトとブレンドコーヒー。いつも1人で来る店だから、向かいに母がいることが不思議。ライブ前の浮き足だった母の話をウンウン聞いてから見送る。私は仕事へ。
業務終了後、職場にたくさん缶のお酒が置いてあり、好きなの好きなだけ持って帰っていいよ!と言われる。真っ先にハイボールを手に取る私に「そういうとこ好き!」と言ってくれる先輩。私はそういうとこ見てくれて面白がってくれるとこが好きです。

4月28日
阪神のヒーローインタビューで、子どもが選手に「好きな昆虫はなんですか?」と聞いていた。「ちょうちょ」と答えていた。職場のテレビ前が沸いた。

4月29日
コロナを挟んで5年ぶりに会うのに、全くそんな感じがしない。会う前こそ緊張していたものの、会ってしまえばいつもの感じになる。ひたすらに野菜を切り、肉を焼き、肉を焼きながら肉を食べた。集合写真を撮る時、レンズが三つあるスマホを使ったため、後ろで「あれってどこ見たらいいんか分からへんよな…」と呟かれ、どかっと笑った瞬間にシャッターが切られた。

4月30日
本日早朝出勤なことを一旦忘れて前日1日遊び倒したので、しっかり目に疲れが残っている。もうちょっとでも寝たらそれでOKが通用しないんだなあ、と悲しくなる。職場の先輩がくれたドリップバッグのコーヒーで目を覚まし、早めに退勤して野菜たっぷりのラーメンを食べ、湯にゆっくり浸かる。
1ヶ月最低1冊は読むをゆるい今年の目標に設定していたけど、寝落ちてあと30ページくらいが読めなかった。5月の朝に日記をあげる。


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