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2024年9月の日記


9月1日
前泊して、食堂で旅館みたいな朝ごはんを食べ、コーヒーまで飲んでから勤務。幸い台風の影響をそれほど受けることなく、いつもより贅沢に時間を使って朝の支度をし、勤務を終えることができた。朝ごはんをこれほどしっかり食べたのは久々だったけど、意外と眠くならず体にあっている気がした。

9月2日
なんば近辺をうろうろする日。喫茶店でサンドイッチをつまみながら本を読み、気になってた写真展へ行き、ブックカバーの可愛い本屋さんで目に留まった1冊を買う。お目当ての本が無かったので梅田の本屋さんへ足を運ぶと原田ちあきさんの個展に偶然巡り合い、グッズと本を買う。帰ってクリープハイプの配信。わがままに自分のやりたいことを詰め込めた。

9月3日
仕事終わりのちょうど良い時間にやっていたので、ずっと気になっていたルックバックを観に行った。原作はジャンププラスで、免許センターで人目を憚らず泣きながら読んだ記憶がある。あの日の帰り道のバスと同じように、今日は地下鉄を降りて映画館までの道のりは、oasisを聴きながら歩く。
お腹が空いていたのでチュロスを買う。普段はトイレに行きたくなりそうで買わない飲み物も、1日たっぷり働いた後だったので買っちゃう。氷たっぷりのでっかいコーラ。
なんとなく観に行きそびれていたのは、マンガのまとう空気や時間経過が好きで、だからこそ映像になるとどうなるんだろう、という不安があったから。でもそんなのは杞憂で、ファーストカットからのタイトルまでで既にグッときて唇を噛む。シーンの切り取り方が美しくて見惚れる。何度も鼻がツンとして、大粒の涙を流しながら、全然減っていないコーラを静かに啜りながらエンドロールを観た。
好きなものを純粋に追いかける2人が眩しい。夢中になれる2人が羨ましい。なんで続けようとするんだろう、なんで辞めないんだろうね。でも私も、好きなものを追い続けるのを諦めたくない。良い仕事をしたい。

9月4日
サーモンペッパーおにぎりを毎日買ってる。限定品にするのが勿体無い、こってりしてるのに食べ飽きない味。

9月5日

9月6日
会いに行きたい時にすぐ会いに行けない無力さとやるせなさを噛み締めていたら、その日あった嫌なことばかりぐるぐる思い出して久しぶりに布団の上でポロポロ泣いた。湯船に浸かりながらぺえちゃんの動画を見てことなきを得る。

9月7日
これとかおすすめ、読んでほしいな。と沢山ある本のうちから一冊を勧められる。そんなこと久しぶりだったから、嬉しくなって帰り道本屋に寄ってその本を買った。今読んでる本を読み終えたら読もうと、通勤カバンの中に入れる。

9月8日
クリープハイプの日。数曲だけの生配信を、職場でこっそり観る。普段行けなくても仕方ないかか、仕事だしな、と割り切って考えるようになったのに、ちょっとだけ見てしまうと今すぐ会場に走って行きたいくらい、ライブに行きたくてたまらなくなる。緑色の光に照らされたメンバーを、生で見たかったし聴きたかった。
アルバム発売は純粋に嬉しい。アルバムの話は少しずつ出ていたから、どんな1枚になるか楽しみ。

9月9日
絶対に見たいと思いながらも結局見れていない映画が両手で収まりきらないほどあり、かもめ食堂はそのうちの1本。その中でもかもめ食堂の撮影地が、未だ食堂としてフィンランドに実在することを知る。フィンランドが行きたい国ランキング上位急上昇。

9月10日
完全に電池が切れた、家に帰ってから文字通り何もできず(ご飯は食べた)、泥のように眠る。

9月11日
トヨエツに感謝を述べながら糖質ゼロのビールをのむ。おかずは豚キムチうどん。あくまでおかずなので白米も食べちゃう。

9月12日

9月13日
もう串カツバイキングとか無理、あの頃のようには揚げ物食べれないよねと言う話をした5分後には天丼を食べていた。しかも海老天が2つ入っているやつ。

9月14日

9月15日
白雪姫のドレスを着て、おかあさんの自転車の後ろに乗った女の子を見た。リボンのぱっちんどめ やボブヘアから、白雪姫に対する熱量と誠意を感じた。ドレスを着させて自転車に乗せることになったおかあさんに思いを馳せながら信号を待つ。

9月16日
やっと見れたぞキングダム!原作は通ってないながら、これコマ割りそのままカット割りして映像化したんじゃないかと思うほど、王騎が劇画の中から出て来た人だった。帰ってきた、の伏線回収が好みの手法だった。

9月17日
久しぶりに会った人に目の下のクマひどいよ!と言われたのがかなり効いたので、久しぶりにコスメの口コミサイトを開き、評判の良いコンシーラーを買いに行った。
帰りの電車で「これはただの夏」を読み終える。なんてことない夏の数日の話。あまりにも淡々と続いていき、読み進めているうちにいつのまにか解説ページに辿り着いてしまった。クライマックスに向けての盛り上がり、とかじゃなく、フィルムを突然ぱつっと切られた感覚。その読後感が心地よかった。茹だるような昼の暑さ、ムワッとした夏の空気が終わる前に読めてよかった。
夏に後ろ髪引かれながら帰ると、母が月見団子を作っていた。そういえば今日月見てない!と思いベランダに出るも、もうベランダからは見えない時間帯。満月は明日だし、といいながら団子をつまむ。母の団子は豆腐が入っていて塩気があって、上に乗ってるあんことの相性が良くておいしい。

9月18日
電球みたいなでっかい満月を指さして、ワーワー言いながら帰路に着く。

9月19日
甘口を頼んだら「ほんとに甘いよ?だいじょぶ?」と嫌な顔されるカレー屋さんで、お腹がパンパンになるまでチーズナンを食べる。ほうれん草とエビのカレーが美味しい。
今から帰る、と母に連絡すると、恩師からレターパック届いてるよと返信がある。かれこれ10年以上手紙のやり取りを続けているが、今回は1年以上間隔が空いただろうか。なんとなく直感で、本でも出したのかなと妄想しながら帰って封を開けたら、あながち間違いじゃなくてフッと笑ってしまった。同封された便箋は13枚。早く最後まで読みたい気持ちをグッと抑えて、1行1行をじっくりと読む。この10年で数えるほどしか、会っていないし、頻繁にやりとりをしているわけでもないのに、どうしてこんなに私のことを理解しているのか。考えていることを先回りできるのか。初めて会った時の先生の年齢をもう超えてしまったけど、この年であの頃の私と向き合っていてくれていたのかと思うと不思議な気持ちになる。感慨深くも、複雑にも思う。
ここ数日、なんとなく中学か高校の時に友達に借りて読んだ「西の魔女が死んだ」をまた読みたいと思っていたら、好きなツイッタラーさん(この言い方好きじゃないけどこれが1番簡潔で分かりやすい、良い言い方見つけたい)が読んでいて、今年中に読みたい、と、緩めの目標を立てる。展開も結末もおぼろげにしか覚えていないけど、それでもなんとなく読みたくなっているということは今読むべき本なのだろう。

9月20日

9月21日
まだ仕事が残っているのに思い切ってにんにくとキノコが山盛り入ったパスタを食べる。元気が出た。大好きな梅田の本屋で日記の練習と西の魔女が死んだを買う。くどうさん会いに行きたかった。

9月22日
絶対それにすると思った!と言われながら抹茶ティラミスを食べる。くどうさんが梅田の本屋に行っている!!

9月23日
おかえりうそ太郎!

9月24日
ずっとへの字の口で一緒にYouTubeを観てくれていた赤子、帰る時には微笑んでバイバイタッチをしてくれて、それだけで報われた。
もう15年以上、ゆるく長く続けていたものに一旦区切りをつけた日。おつかれさまでした。また始められたらいいな。

9月25日
仕事でちょっと勘違いしたことがあったから、すいやせん!うそつきやした!ってチャットに送ったけど誰にも分かってもらえなかった…としょぼくれる母、真面目に仕事をしなさいよとたしなめる私。
パソコンの調子が悪いので早めに回復メディアを作る。ああでもないこうでもないと20分ほど色んなサイトとにらめっこしたのち、空の32GBのUSBがいることを知り、24時間営業の店に車を走らせる。急な夜ドライブ。お風呂から上がったら無事作成できていて安堵。

9月26日
パソコンを修理の旅へ出す。使い慣れないパソコンに四苦八苦してたらプリンターの設定を全て消してしまい意気消沈。でもアンナチュラルのシナリオブックが届いたので無敵。

9月27日
虎に翼が終わってしまった。本当に本当に大好きな朝ドラだった。はるさんが言った地獄の道、という表現と、それを突き進むトラちゃんが大好きで、大好きで、まさか最後にもう一度聞けると思っていなかった。大きな丸を作るトラちゃんが眩しかった。あまりにも濃い内容のお話で、3年くらいずっと毎日見ていた気がするけど、たった半年だったのか。登場人物みんなが愛おしくてたまらない。強いて1人あげるとすれば、よねと轟が好き。1人じゃないか、でも2人で1人みたいなところも好きだから許して欲しい。
失敗も間違いも葛藤もすれ違いも、全て見せてくれる話に夢中になった。地獄を進むなかの、たまに見える春、そして優未ちゃんが見つけた何にでもなれるという道は、私の中でずっとぴかぴかと輝き続けるだろう。
米津玄師も朝ドラも自分の源流のようなところにいるものなので、その二者が交わる日が来ると思っていなかった。1話のタイトルバックと共に初めて聴いたさよーならまたいつか!で、米津が朝ドラ主題歌作っちゃったよ!!と叫び出したくなるくらい嬉しくって、その時も涙が出てしまったこと、その主題歌を作品側も大切に受け止めてくれたことが何より幸せだ。
夜になったらいつも通り、金曜だから、jABBKLABが踊った動画が上がっていてまた泣く。虎に翼が始まった頃は数日知らずに見ていて、yurinasia振付と知った時の衝撃と納得。一人一人の生き方と幸せの形が違うように、一人一人の表現の仕方や踊り方が違う。その中で揃った時の美しさに息を呑む。
だからこのチームのダンスが好きなんだ。
虎に翼の話をしたら本当に止まらなくなってしまう。初めて見たのが自分の中のこのタイミングで良かった。リアルタイムで観れてよかった。この先何度も見返して自分の支えにしたい。

9月28日
おばあちゃんが長岡の花火大会に行きたいそうだ。

9月29日
大衆居酒屋が好きです、と言ったら本当に連れて行ってもらえた。ビールを1杯だけ飲んでホテルの湯船にざぶんと浸かり、明日に備えて早く寝る。ラジオも聞かずYouTubeも見ず本も読まず寝るのはなんだか心持ない。

9月30日
早朝勤務を終え、甘いものを食べまくる1日。アフタヌーンティーを楽しむのにもコンディションを整えないとダメな歳になってきたことを痛感してしまった。次は前日ちゃんと寝て望むことにする。帰ってすぐ爆睡し、風呂に入っておむすびをみてまた寝る。

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