【人生を豊かにする】一番好きなモノを選ぶ方法〜無料(1万字超)〜
あなたが人生、暮らしを豊かにしたいと思うなら。
もっとも簡単で効果的なのは、身の回りを「好きなモノ」ばかりにすること。
洋服、カバン、食器、椅子、テーブル。外出時はもちろんですが、あなたがもっとも自分らしくリラックスしていられる部屋が「好き」で溢れることの豊かさは、間違いなくあなた自身の人生を変えてしまいます。
誤解してはいけないのは、重要なのは数の多さではないということ。
むしろ、たくさんのモノを持つことで、一つひとつへの愛着は薄れ、「好き」から「嫌いじゃない」へと価値が下がってしまうでしょう。
だからこそ、空間を自分の「好き」で満たしやすいことは、小さな暮らしの最大の魅力です。
ですが、自分にはセンスがないなと自分が選んだモノに自信が持てずにいること、ありませんか?
SNSなどで見つけた素敵なインテリアを何となく真似してみたりしても、ちっとも同じようにはならないし、似たような雰囲気のアイテムを買ったのに何だか好みじゃなかったりすることはありませんか?
僕は以前、こんまりさんの「ときめきお片付け」を見て、自分の中で「ときめく」という感覚がピンとこないと悲しくなったことがありました。それはてっきり男性だからなのかと思っていましたが、そうではなかったのです。
僕はあまりにも適当にモノを選ぶクセがついてしまっていました。
安くて、使えそうで、それっぽいモノ。
SALEで見つけた、よさそうなモノ。
旅行のお土産で、せっかくだからと買ったモノ。
その場の雰囲気、値段の安さ、好きなものに雰囲気が近いだけのモノ。
こうしたモノに囲まれていたのだから、ときめく感覚にピンとこないのも当然だったのです。
僕はいま、小さい暮らしを始めて、身の回りのモノを少しずつ「好き」だけで固めるようにしています。新しく買うときはしっかり吟味し、1つ買ったら1つ捨てる。こうしてだいぶ、暮らしの中が「好き」で溢れてきました。
さて。
このnoteでは、あなた自身が自分の「好き」をまっすぐ選べるようになるように、「好きの解像度を高める方法」を紹介していきます。
かつての僕がそうであったように、自分のセンスに自信がないよって方はぜひ最後までご覧ください。
読み終えることで、おぼろげだった自分の好きセンサーをこれからどうやって磨けばいいかがわかるようになります。
ですが、以下のような方には、あまり役に立たないかもしれません。
この記事は、このように自分のセンスや好きに自信を持つための内容です。
すでに自信があるよ、という方にとっては不要お時間となってしまいそうです。
インテリア初心者、センスに自信がない、自分が何を好きなのかピンとこない。
そんな方は、最後まで読んでもらうことで、自分の「好きセンサー」を磨く方法を手にすることができるようになっています。
𖥧𖠿* 「好きセンサー」ってなに?
ところで。
度々出てきた「好きセンサー」という言葉。
これは、自分が好きだなと思うモノを敏感にキャッチする感覚のことです。
あとで詳しく説明しますが、かつて自分のセンスに自信が持てなかったころの僕は「センス」を誤解していました。
「センス」とか「映え」とは、じつは他人軸による評価なのです。それは外に発信する人だけが気にすればいい。他人の評価を得るためのモノ選びは、それを仕事にしているプロのスキルです。
ですが、自分が心地よく暮らすのに必要なのは自分軸による自分のための審美眼。
ぼくは、この自分のための審美眼を「好きセンサー」と呼んでいます。
「好き」で満たされた暮らしをつくる上で必要なこと。その9割は「自分の好きセンサーに敏感になること」そして、残りの1割が「好きを整える技術」です。
好きを整える技術は、完全に知識とスキルですので、知っているか知らないかという問題になります。
なので、これについてはまた別の記事でお伝えしていきます。
𖥧𖠿* 好きセンサーを磨く方法
🐈⬛ ひと言自己紹介
”小さい暮らし”の略で”ちいくら”と言います。
インテリアコーディネーターとして18年活動していて、いまはあえて選んだとても小さな家に家族3人で暮らしています。
小さな家でも豊かな暮らしができることを伝えるために、部屋づくりや暮らしについて発信するnoteをはじめました。
🐾 ちいくらの自己紹介note|note公式にもピックアップされました。
では、10,000字超えの長い記事になりますが、空いた時間にでものんびりとご覧ください。
𖥧𖠿* もっと自由に、わがままに。センスからの解放
あなたは「自分にはセンスがない…」と、色んなことを諦めたり、自分にガッカリしてしまうことはありますか?
ところで、センスってなんでしょうか。
物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。と言われてもいまいちピンと来ませんが、つまりは「感覚的に成果を出せてしまう直感力」というような意味で使われることが多いのではないでしょうか。
センスのよい物選び、と言えば趣味がよい物を選び取る力が優れてる、という意味ですし。サッカーのセンスがある、と言えば感覚的な能力による飲み込みの速さを示します。
ここで注目したいのは、センスとは「他人からの評価」と思われがちだということ。
あなたのセンスの良し悪しを決めているのは他人であり、あなたが自己判断するときも他人との比較でセンスの良し悪しを判断してしまっています。
「(あの素敵なインフルエンサーのお部屋と比べて)わたしには部屋づくりのセンスがない」と思ってしまうから嫌になってしまうのです。
でも、本来センスとは「感覚・感性」であり、あなた自身が「感じとったこと」があなたのセンスなのです。
それはけっして、誰かと比較して良し悪しを判断するようなものではありません。
「インテリアのセンスがいいね」なんてのは、まったくもってナンセンスです。
「このインテリアのセンス、好きだな(嫌いだな)」が、本来のセンスへの感想です。
つまり、一般的にセンスとはアウトプットに対しての評価として使われますが、そうではないということです。
センスとは、あなたの感性そのものであり、感性はあなたが好んでインプットしたものによって養われていきます。だから自分の「好き」に敏感になることが大切なのです。
🐾 他人から「どう思われたいか」ほど邪魔なものはない
自分の好きセンサーを磨くうえで、もっとも大切な心構えがあります。
それは「他人からどう思われたいか」という、俯瞰の目線を徹底的に排除すること。
もっと盲目的に、主観的に、個人的に、身勝手に、わがままに。自分自身が「好き!」「萌える!」「たまらん!」と身震いする感覚を大切にしましょう。
あなたの好きな物やインテリアが、他の人から見て特別に素敵と思われる必要なんてまったくありません。しかも、家なんて家族以外の他人に見せる機会もそんなに多くはないのですから。
それに、あなたの「好き」で溢れた空間は、他の人から見ても魅力的にうつるものです。なぜならそこには、あなた独自の魅力がつまっているから。
𖥧𖠿* あなたがそこに居たい空間を知ろう
「好き」という感覚は、とても個人的で、主観的なものです。
だからどんなモノを選ぶのも自由なのですが、人は「なんでも好きにしていいよ」と言われると戸惑ってしまうものです。
また、「好き」だけど自分がそのモノに囲まれて暮らしたいかどうかは別だったりもします。たとえば、僕は仏教や禅、仏像なんかも好きですが、だからと言って仏壇に囲まれて暮らしたいとは…思いません。
ここでイメージするべきは、あなたがその空間で生活しているイメージが湧くかどうかです。
そして、そこで生活しているあなたは、自分にとって心地よく、自分らしく日々を過ごせていそうかどうかです。
もしあなたがミニマリストにあこがれているのだとして。
このような部屋で日常を送る自分を自然とイメージできるでしょうか。
もちろん、この写真はただの写真ですから、梯子はなくていいし、テーブルくらいあったほうがいいかもしれません。厳密にこの部屋、という意味ではなく、このくらいさっぱりした空間で過ごすイメージです。
そこにワクワクできたり、まさにそうしたい、と思えるのならあなたはミニマリストのスタイルを「好き」のひとつとして目指しても違和感はありません。
でも、日常の生活イメージがちっともわかない、すごく困りそう、と思うのなら目指すべきはミニマリストではないのかもしれません。
その場合は、ミニマリストを諦めるのではなくて、ミニマリストスタイルのどこが好きで、どこが自分に馴染まないのかなどをもう少し深く探っていきます。その方法については、後ほど。
さて、あなたには自分の家を、こうしたい、こんな雰囲気の部屋で住みたい、というイメージの候補はあるでしょうか?
Instagramで見かけたあの人のお部屋、でもいいし。
インテリアショップに出かけたり、サイトを眺めて妄想してみるのでもいい。
友人の部屋を参考にしても、ドラマの部屋に注目してみてもいい。
まずは、あなた自身が素敵だなと思う部屋を見つけ、そこで自分が日常を送るイメージを膨らませましょう。
▶ 作成中:11のインテリアスタイルからあなたの心地よさを探る
𖥧𖠿* 「好き」「嫌い」の解像度を上げる
イギリスのデザイナーで、インテリア ”ザ・コンラン・ショップ”のオーナーでもあったテレンス・コンラン。彼は「好き」についてこのような言葉を残しています。
とても素敵な言葉です。
自分が何を好きなのかを、誰かが教えてくれることもないし、誰かと同じように何かを好きになることが、必ずしも自分の好きと言えるとも限りません。
では、「あ、素敵だな」と思ったインテリアの写真を目にしたとき、あなたは「どこが、どう素敵だと感じたのか」を言葉にすることができるでしょうか?
インテリアに限らず、カップや置物でも、絵や写真でも、テーブルや椅子などの家具でも。好きの輪郭をはっきりさせるということは、自分なりに注目するべきポイントを自覚しているということです。
ですが、多くの場合「雰囲気」であったり、「丸みがあってかわいい」とか「色がすき」というように自分が好きなところを言葉にするのはなかなか難しいものです。でもそれは、語彙力の問題ではなくて、見るべきポイントを自覚せずに、何となくで見てしまっているからです。
たとえば、映画好きの人は、映画の時代背景、セリフの裏に隠された意味、演技の意図、何気なく置かれている小物の意図や、監督や俳優の経歴など。様々な角度から映画を見て、楽しみ、考察までします。
注目するべき視点をたくさん持っているほど、「好き」センサーは敏感になっていきます。
ではインテリアは「雰囲気」以外で、どこをどう見れば「好き」「嫌い」の輪郭をはっきりとさせられるのでしょうか。プロも最低限気にするここに注目してみよう、という5つのポイントが以下です。
① 床・壁・天井の色や柄
これはインテリアの基本です。面積が大きいこの部分で、すでに全体のコンセプトが決まると言っても過言じゃありません。
日本の賃貸はほとんどの壁が、白やアイボリー系の壁紙です。なので、とくに注目するべきは床です。
フローリングの色は、白っぽい色ですか? ベージュ? ブラウン? 壁が白系の場合部屋の雰囲気を大きく決めるのがこのフローリングの色です。
また、フローリングの幅はどうでしょう? 幅広の場合、ゆったり感や開放感を感じやすいかもしれません。幅が細めの場合、軽快さやレトロ感を感じるかもしれません。
ラグやカーペットでデザインされていることもあるでしょう。そのときも、床の色と比べてどんな色を使っているのか。ラグの色柄に近いテイストが部屋の中にないか、そんなところにも注目してみましょう。
② カーテン等、窓周りのスタイルや色柄
つぎは窓周りに注目してみましょう。ウィンドウトリートメントとも言います。
カーテン、ブラインド、シェード。または、窓から見える木々などの背景が美しいでしょうか?
ゴージャスなしつらえもあれば、シンプルでシャープなスタイルもあります。
床や壁、家具との色味は似ていますか? よく見ていると「あ、家具の脚と近い色味だな」とか「壁の色に近い色かも」など、色を選ぶときの参考にもなります。
③ 家具の色柄、素材、脚の形状
では、いよいよ家具を見ていきましょう。
テーブル、ソファ、椅子、棚。様々な家具があります。その家具のどんなところに惹かれますか? 素材も座面と脚では違うかもしれません。ソファの脚は、細めの脚ですか? それとも脚がなく重厚感のあるタイプですか? テーブルの脚の角度は? 天板の厚みは太い? それとも細い?
細部に注目することで、その家具の魅力が見えてきます。
④ 照明器具、明かりの色
部屋の雰囲気を大きく左右するものとして、照明もかかせません。ただ全体を照らすためにシーリングがついていればいい、というものでもないのです。どのような照明、明かりにするかで、とくに小さい家は空間の広がり感が違ってきてしまいます。
照明器具は、家具との相性がよさそうですか? ダウンライトのように見えないものですか? そこから照らす光は、赤っぽいオレンジの明かりですか? それとも昼間の太陽のように白い明かりですか?
照明は全体を照らすだけではありません。もしも日中じゃなく夜の写真であれば、影にも注目してみましょう。
間接照明とは、ただ隅っこを照らすのではなく、そこに影を落とし、陰影をつくることで空間に濃淡をつくっているのです。
⑤ 壁面の装飾(絵、写真など)
さいごは、壁面の装飾です。
真っ白で何も飾られていない壁もあれば、そこに絵や写真が飾られていたり、飾り棚がつけられていたりします。壁こそ、その空間の個性を端的に表す表現の場所。
そこに飾られる装飾は、この部屋をどう見せたいという思いが抽象的に語られているとも言えるでしょう。
この5つは、あなたが「こんな部屋にしたいな」とイメージした部屋に近づけるためにもとても重要なポイントとなります。
何となく真似をしても、似たような雰囲気にならない、という場合はぜひこの5つのポイントを意識して、何を取り入れるかを考えてみましょう。
🐾 自分の「嫌い」を知る
もう20年も前のことですが、僕がインテリアの専門学校に通っていたころ、こんな課題が出ました。
好きなスタイルの好きなところじゃなく、嫌いなスタイルの嫌いな理由を発表するという課題でした。
インテリアコーディネーターは、どんなスタイルでもお客様が好むなら提案できなくてはいけません。だから好き嫌いせずに、どんなスタイルとも触れなくてはならない。なのになぜ、あえて嫌いなところを見つけさせたのか。
「好き」という感覚は、ただそれだけで存在するのではありません。
何かとの比較でうまれたコントラストの強さで、より明確に際立ちます。
つまり自分が嫌い、好きじゃないスタイルを知ることで、「好き」の解像度が高まるのです。
では、ちょっと試しに次の3枚の写真を見比べてみてください。
あなたが嫌い、もしくはあまり好きじゃないテイストはどれでしょうか?
どれも素敵なインテリアですが、これは自分には合わない、というものはあるでしょうか?
そうしたら、次はその嫌いな雰囲気の理由を言語化していきます。
さきほどの5つのポイントを参考に見ていくと、これまで以上にするするとポイントが見えてくるはずです。
たとえば僕は、どちらかと言うとエレガントテイストが苦手です。
こうして好きじゃないポイントを洗い出してみると、自分が「装飾が多い空間が苦手」だったり「リラックスできなそうな空間は好まない」という好みが見えてきます。
🐾 自分の「好き」を知る
当然、自分の「好き」を言葉にすることも大いに意味があります。
上の3枚で言えば、僕は「ナチュラルテイスト」が好みです。
好きなところも、もう少しこうだったらいいなというところも、見るべきポイントがわかれば感じやすくなります。
🐾 もっと〇〇だといいのにな。自分の希望に気がつく
「好き」「嫌い」が言語化できるようになってきたら、つぎはさらに自分の希望を言葉にしてみましょう。
じつは、この「もっと〇〇だといいのにな」が思いつかない人は多いのです。
思いつかない理由のひとつが、メンタルブロックです。
繰り返しになりますが、他人からの目線やセンスのことは忘れましょう。あなた自身が、どう感じているか、それが大事なのです。
もうひとつは、さらに自分好みにするための改善ポイントが、どこだかわからないということ。
それを見極めるために必要なのは、いきなり「どうすればいいか?」と考えてはいけません。まずは、先ほどやった「嫌い」な部分を見つけていく、ということが必要になります。これは、嫌いなテイストよりも、自分が好きなテイストで見つけることが大事です。
「嫌い」は言い過ぎでも、「物足りないところ」「好きじゃないところ」など。
たとえば、先ほどのナチュラルテイストに対して僕は「もう少しグリーンが欲しい」と書きました。これは、全体的にスッキリし過ぎていて、少し物足りなさや寂しさを感じたからです。
つまり、この物足りなさや寂しさを埋める方法こそが、さらに自分好みにするための改善ポイントになります。
ソファをもう少し大きくしたい。でもいいし、家具を増やしたい、や壁面にもう少し絵を飾りたい、でもいい。でも、僕はソファの左隣に大きめの観葉植物があったら素敵だろうなと思いました。
いずれにせよ、自分が「嫌い」な部分を見つけて、それを解消するにはどうすればよいかを考えることが「もっと〇〇だといいのにな」になります。
𖥧𖠿* 「好き」の世界をもっと広げていく
🐾 モノに関する、3つのストーリー
「わたしの持っているモノは、べつにストーリーがあるようなモノじゃない」と思うでしょうか? でもそんなことはありません。100均で買ったモノでも、ブランド品でも、そこにはストーリーが含まれており、そのストーリーこそがあなたがそのモノを「好き」になる理由になるのです。
また、これから新しくモノを購入するとき。ただ安いから、何となくデザインがそれっぽいから、だけで選んでも果たしてそれは「好き」と呼べるでしょうか。
もしも、そのモノや空間、デザインにいっさいのストーリーを見いだせないのだとしたら。それはあなたからの愛着を受けることのできないモノなのかもしれません。
それでは、モノに関する3つのストーリーをご紹介します。
① プロダクトストーリー
▶ デザイナーの想いに共感することで、そのブランドをもっと好きになる
EX> 無印良品のデザイナー:原研哉
EX> IKEAのデザイナー紹介
▶ プロダクト誕生のストーリーに胸を熱くする
EX> ニトリのスキレットの誕生秘話
EX> 座椅子生活
また、そのプロダクトを専門にしているからこそのこだわりがあるブランドも。
そうしたプロダクトから選ぶのも楽しいものです。
EX> 1億円座椅子
1億円も売り上げた、というストーリーを持つ座椅子なんてのもあります。
▶ ブランドがかかげているビジョンやミッション等の想いに共感する
EX> IKEA:「家がよくなれば、人生も社会もよくなる」
EX> ㈱ソーシャルインテリア:「よいものが、循環する社会へ」
ミッションに掲げられた通り、サブスクやアウトレット家具を手掛けています
EX> リセノ:「インテリアの楽しさを、もっとたくさんの人に。」
リセノは作り手・売り手・使い手の3つのストーリー紹介をしていて、商品一つひとつへの想いが伝わってきます。
② 思い出のストーリー
EX> 大切な人からのプレゼント
記念日にもらったり、誰かが自分を想って選んでくれたりしたプレゼント。または、親や家族から引き継いだモノ。子どもがはじめて買ってくれたプレゼントなんかも、プライスレスな「好き」に溢れています。
EX> 自分へのご褒美で買った一品
何かを成し遂げたご褒美として、自分への労いとして、以前から欲しかった一品を手にすることもあるでしょう。たとえば、学生当時は高価に感じたけど、いまの自分からすれば安価なモノかもしれません。でも、そこには代替のできない愛着が含まれています。
EX> DIYした力作
中には手作りのモノもあるかもしれません。自分で作ったり、誰かが作ってくれたり、みんなで作ったりしたモノ。少しいびつだったりするかもしれませんが、他では手に入らない、唯一無二のストーリーがふんだんに含まれています。
あなたが手にしているモノには、何か思い出はあるでしょうか?
③ 歴史のストーリー
たとえば、インテリアに詳しくなくても、一度くらい耳にしたことがあるであろう「イームズ」。
1950年、デザイナーのイームズ夫妻がデザインしたFRPというプラスチックで作られたシェルチェアは、代表的な作品です。
この1940年〜60年代に流行った建築や家具、インテリアを「ミッドセンチュリー」と言います。
インテリアのスタイルや家具には様々な歴史があり、その歴史を振り返ることで、自分が好きなスタイルやデザインの成り立ちや共通点を知ることができます。
近年「プロセスエコノミー」という考え方が、様々なプロダクトで重要視されるようになりました。
プロセスエコノミーとは、プロダクトのアウトプットだけでなく、その制作過程などのストーリーに価値を見出す考え方です。
こうした考え方から、プロダクトへの想いや、制作のストーリーを発信することが主流になってきました。
あなたも、ぜひ自分が手にするモノのストーリーに触れてみてください。
𖥧𖠿* 小さい暮らしだからこそ「好き」で満たそう
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
僕は、この”ちいくらnote”を通して、小さい家でも豊かに暮らせることを伝えていきます。
とくに、家が小さくて快適な暮らしや、子どもたちとの暮らしを諦めてしまっていたり、「大きな家だったらなぁ」と思ってしまっている人に、家が小さくても心地よく暮らせる方法があることを伝えられたらと思っています。
この記事は、とくに小さい家に向けた内容ではありませんでしたが、小さい家のメリットはその限られた空間を「好き」で満たしやすいということ。
これから、さらに小さい家に向けた豊かに暮らせる部屋づくりの方法など、家具選びやレイアウトの作り方もまとめていきます。
ぜひ、フォローいただいて次の記事も楽しみにお待ち下さい。
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