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大腸内視鏡検査 健忘録

便潜血+からの大腸内視鏡検査

健康診断の結果、「便潜血」と診断されたことがきっかけで、大腸内視鏡検査を受けることになりました。毎年胃の内視鏡検査(胃カメラ)は受けているものの、大腸となると事前の食事制限などが大変だと聞くのでハードルを感じて避けていました。きっと私のような方は多いのではないかと思います。そんなどなたかの参考になればと思い、事前準備から検査後までの体験を記録します。

クリニック受診

健康診断の結果を持って、クリニックを受診しました。偶然にも、かかりつけのクリニックで大腸内視鏡検査を実施していたので都合が良かったです。通常はかかりつけ医を受診した後、紹介状を書いてもらって検査が可能な医療機関に行く。またはかかりつけ医を通さずに直接検査が受けられる医療機関を受診することになると思います。

検査結果を見て、案の定大腸内視鏡検査を勧められました。そのまま検査日時を決めて、説明を受けました。(私は一か月後に予約)
この時、2本の検査準備用の薬を家に持ち帰りました。

経口腸管洗浄剤サルプレップ

検査前日の食事

野菜と海藻類を避けます。
とにかく「具無し」「野菜・果物なし」を選べば間違いありません。
1日くらい栄養バランスが悪くても大丈夫!と割り切って穀物メインで過ごしました。(実際に食べたのは、塩おにぎり、具無しの味噌汁、たまご)

検査当日の準備

検査は14時スタートでした。
当日の朝8時から経口腸管洗浄液をプログラムに沿って飲みます。


経口腸管洗浄液120ml + 水125ml + 水125ml


これを1タームとして、便が濁らなくなるまで続けます。

1ターム目:特に反応なし。警戒していた経口腸管洗浄液は、酸味のあるサラッとした水で、例えるなら梅に似ているか?

2ターム目:飲み終えてしばらくしてトイレへ。痛みはなく、ゆるめの便が出ました。

3ターム目:飲み終えてしばらくしてトイレへ。水様便が出ました。

4ターム目:飲み終えて割とすぐにトイレへ。ほとんど水で、個体が少し浮いている水便が出ました。

2本目の洗浄液に突入し、
5ターム目:飲み終えて割とすぐにトイレへ。ほぼ水で、色は薄黄色。濁っていなければ問題ないとのことなので、ここで終了となりました。

飲み始めてから約2時間半が経過していました。(11時ごろ)

これで腸内洗浄は完了したので、あとはクリニックに行くまで自宅で待機します。検査開始1時間前までは水を飲んでも構いません(が、飲むとすぐにトイレに行きたくなります)。

検査

指定された時間に家族に車でクリニックまで送ってもらいました。クリニックでは、検査着に着替えて、検査用の簡易ベッドに横になりました。鎮静剤の準備が整い、看護師さんと不安な点などを確認していたところ、医師が到着。医師から「だんだんふわふわしてきますよ」と説明を受け、そこからは記憶がありません。

検査後

目が覚めたのは1時間後、看護師に起こされました。先生から検査結果の説明を受けました。私の場合はポリープなどは見つからなかったので再来院の必要はないとのことでした。(見つかった場合は病理検査の結果待ちとなるようです)
その後、会計を済ませて家族の迎えの車に乗って家に帰りました。帰宅後は、ソファに座ったままいつの間にかまた寝てしまっていました。鎮静剤の効きがよかったようです。
食事は普通食に戻しました。

自分の感想と人の体験談など

腸内がちゃんと洗浄できるか不安だったので、2日前の食事も少し食物繊維に気を付けて過ごしていました。具体的にはスープをポタージュにしたり、わかめと海苔を食べないようにしました。そのおかげか洗浄液を2本すべて飲み切らずに洗浄が完了しました。

経口腸管洗浄液と水を飲むタームの間はなるべく体を動かすのがおすすめです。腸が刺激され排便が促されます。普段通りに家事などをして過ごすと時間が過ぎるのも早く感じました。

大腸が長くて内視鏡が奥まで届かず、対応できる設備がある病院で再検査になった体験談を聞きました。(これは一度受けてみないと分からないことですが)

鎮静剤を使わずに検査を受けた方の話では、検査中腹部が圧迫されている感じがしておそらく腸が曲がっている部分を通過するところで痛みがあったということでした。
鎮静剤の使用にはメリット・デメリットがあります、理解したうえで選択するのが良いです。

当日の腸内洗浄後、飴をなめてもいいというのをネットで読みました。
これは次回クリニックに確認してみます。

以上、どなたかの参考になれば幸いです。


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