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私も出張に行きたい!


わが家は共働き夫婦。
夫は年に数回出張に出かける。
新幹線で県外に。

わたしの仕事に出張はない。
いつも同じ場所の同じデスクで事務仕事をこなしている。

あるとき、夫が急な出張が入ったと言いだした。
いいなーわたしも出張に行きたい!
子どもみたいな感情が湧いた。

まもなく予定に組み込まれた2泊3日の東京出張。
そうなるとわたしは、いわゆるワンオペ育児になる。
と言っても、子供たちは10歳を超えているので、母の役目は食事の用意と塾の送迎くらい。
悠々自適にのんびり長風呂したりできる時間がもてるので、それほど悪いわけでもないのだが。

それでも夫の出張を羨ましく思うのはなぜだろう。

遠出に理由が欲しい

行きたい場所に行くのが個人旅行。
計画するのは全て自分、自分の思い通りにできる。

目的がはっきり決まっているのが会社の出張だ。
仕事上の目的はあれど、現地に行って現地の空気を吸えて。
目的以外の空き時間というのは少なからず生じるもの、駅のキオスクで買い物したり食事をとったりーーーそれが羨ましいのだ!

出張に行った人のその『特権』が私も欲しい。
なぜこんなにも夫の出張が羨ましかったのか言語化できた。

「出張」は作れる!

出かける理由が欲しいと気づいて、自分で出張らしいことはできないかと探したらいいことを思いついた。

推し活だ。

推しのライブチケットを、あえて遠くの会場で取る。
これは立派な出張になるのでは⁈

推し活出張の妄想

夜のライブと仮定して…
昼過ぎに現地入り、行きたい場所があれば寄り道しながら会場へ。
グッズ販売を楽しむ。←ミニマリストに足を突っ込んでいる立場としては、見るだけでになりそうだが、その場の空気感を堪能したい。
ライブが終わったあとは、ホテルへ。
夕食は部屋で持ち込みご飯かな、缶チューハイをあけるのもいいかもしれない。
翌朝はホテルの朝食バイキングを食べてチェックアウト。
寄り道しながら家路に着く。

我ながらいい案!

出張に行きたいという私の叫びを夫に伝えれば、多分理解してくれる気がする。
だって私家事も仕事も頑張っている!

今年はそんな推し活出張を実現したい。

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